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栽培管理|ダチュラの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ダチュラの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ダチュラ写真

 インドやチリ、ペルーなどの、やや高山に自生するナス科の植物です。本来は、花が上向きに咲き、1年草扱いとされるダチュラと、木本で多年草扱いにされるブルグマンシアに大別されます。今回紹介する「エンジェルストランペット」という流通名で販売されているものは、ブルグマンシアに属しています。ちなみに、ダチュラにはトゲがありますが、ブルグマンシアにはトゲがありません。花の大きさは、直径10cm以上、長さは20

管理

水やり

 庭植えの場合、植えつけ後10日間前後は、乾いたらしっかり水を与えます。その後は、ひどく乾燥するとき以外は、雨でしのぐことができます。

 鉢植えの場合は、根が詰まりしやすいため、暑い日は、1日2回、朝夕の水やりが必要になります。株を萎れさせないように、まめに水を与えましょう。

肥料

 エンジェルストランペットは、通常の植物よりも多めに肥料を施します。植えつけ時には、適量の粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を土に混ぜ込みます。その後は、2ヶ月に1回、根元に同様の肥料を適量、施します。

置き場所

 日当たりを好む植物です。かなり大きくなりますので、株間は1.5m以上あけて植えつけます。また、草丈が1m以上と高くなりますので、成長に合わせて支柱を立てます。風当たりの強い場所はなるべく避けましょう。

ふやし方

 エンジェルストランペットは、タネまきとさし木でふやすことができます。タネまきは、親株と異なる花が咲くことがありますので、同じ花を咲かせるためには、さし木でふやしましょう。春から初夏にかけて、株元などから芽が伸びることがあります。この芽をさし穂に利用します。葉からの水分の蒸散を抑えるために、葉を半分に切ります。その後、さし穂を30分水に浸けてから、さし木用土にさします。この時、切り口に植物成長調整剤「ルートン」をまぶしてからさすと、発根が促されます。1ヶ月程で根が伸び始めます。

冬越し

 熱帯系花木としては、比較的寒さに強い植物です。冬は0℃以上の場所で管理します。ただし、霜が当たらないように注意します。寒さの厳しい地域は、寒冷紗などを二重にかけて防寒します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫

 

 
監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

ダチュラの育て方のページです。
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