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栽培管理|アエオニウムの育て方

広島市植物公園 島田有紀子

アエオニウムの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

アエオニウム写真

寄せ植えなどでも人気のある「黒法師」や「夕映え」をはじめ、小型種から大型種まで変化に富んでいます。写真の品種は「黒法師」。

管理

置き場所

冬型種というと寒さに強いと思われがちですが、霜が降りるほどの寒さは苦手です。冬は、暖かい日中であれば戸外に出すことができますが、夜は5℃程度の室内に取り込みます。一方、あまり暖かい場所に置くと生育が停まるので注意してください。

冬型種は特に高温多湿を嫌うので、梅雨時期の長雨に当てないように注意します。休眠する夏は、直射日光の当たらない風通しのよい半日陰に移して管理します。

水やり

生育期の冬は、鉢土が乾いたタイミングで水やりします。天気の良い午前中に水やりをしましょう。ただ、低温期であるため鉢土の乾き具合は遅く、10日に1回程度が目安です。

春と秋は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。春の終わりから夏に向けては休眠に備え、徐々に水やりを減らしていきます。

夏は休眠しているので断水しますが、植物の水分を奪うほどの乾燥が続く場合は、夕方、用土に軽く散水したり、葉水をしたりして、植物体の脱水を防ぎます。

用土

水はけのよい土を用います。市販のサボテン・多肉植物用の土を使うと便利ですが、水はけさえよければ草花用培養土でもかまいません。

肥料

植え替え時の用土に元肥として「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン元肥用」を用土に混ぜておきます。早く大きくしたい場合や種類によっては、生育期の11~3月に追肥として「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を2週間に1回施すか、もしくはマイガーデン粒状肥料」、マイガーデン植物全般用」を少量施します。

植替え、鉢増し

植え替えや鉢増しができる季節は、栽培カレンダーのとおりですが、最適期は生育期に入り始めた9月中旬~11月です。
植え替え前の数日前から水やりを中止して用土を乾かしておき、さらに株を鉢から抜いたあとも数日間放置して乾かしてから植え替えると根を傷めることがありません。

鉢に根がいっぱいに張った場合は、一回り大きな鉢に鉢増ししますが、大きくしたくない場合は、根を適宜カットして整理し、同じ大きさの鉢でコンパクトに仕立ててもよいでしょう。二回り以上大きな鉢への植え替えは、過湿になり、根腐れを招く恐れがあるので、適しません。
順調に生育している場合は植え替える必要はありませんが、種々の種類が寄せ植えされている鉢を入手した場合は、個々の鉢に植え替えた方が管理がしやすく、おすすめです。

ふやし方

株分けやさし芽でふやせます。また、種類によっては葉ざしやタネまきでふやすこともできます。

夏越し、冬越し

夏越し:風通しのよい場所に置き、鉢が込み合わないように配置します。強光に弱い種類には日よけを施し、真夏の直射日光を避けて管理します。いずれの種類も、長雨に当てないようにしましょう。

冬越し:冬に生育しますが、寒さに強いわけではありません。霜が降りるほどの寒さを避け、室内のよく日の当たる場所で管理します。

監修 広島市植物公園 島田有紀子

広島市植物公園にて、ベゴニアやゼラニウムをはじめ、種々の草花と鉢花を扱う。大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修了。農学博士。科学的な根拠をもとに植物の魅力を最大限に発揮させることを心がける。著書に、「よくわかる栽培12か月木立ち性ベゴニア」(NHK出版)、「ナチュラルガーデンをつくる~宿根草~」(共著・NHK出版)、「園芸入門」(共著・NHK出版)、「球根の開花調節」(共著・農文協)、「農業技術体系」(共著・農文協)など多数。

アエオニウムの育て方のページです。
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