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栽培管理|トケイソウの育て方

監修 広島市植物公園 島田有紀子

トケイソウの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

トケイソウ写真

花が時計の文字盤に似ていることから、トケイソウの 名前で呼ばれます。 どの種類も花はユニークで、果実や香り、食味も楽しめる種類が多くあります。写真はオオミノトケイソウです。

使用するもの

置き場所

日当たりと風通しがよい場所に置きましょう。水はけのよい土壌で育てます。

水やり

表土が乾いたらジョウロでたっぷりと水やりをします。ただし、プランターの底に水が停滞しないように注意しましょう。

肥料

植えつけ後、定期的に粒状肥料を株元に施します。翌年からは、3月と6月に施します。葉色が薄くなってきたら肥料切れのサインです。定期的に液体肥料を施すのも効果的です。

支柱立て

成長が早いので、植えつけ時に支柱とネットをセットしておきましょう。

整枝と誘引

新たに伸びてきたつるは、四方に広がるように誘引していきます。手が届く低いうちは、できるだけ横方向に誘引すると、わき芽の発生が促されます。

摘心と剪定

摘心

つるが伸びてネットに絡んできたら、1回、つるの先端を摘み取っておきましょう。

剪定

ネットからはみ出したつるは、カットしても構いません。

ふやし方

使用するもの

ハサミ

さし木用用土(バーミキュライト)

さし木の方法

適期:5〜6月、9月
耐寒性の弱い品種は、室内で冬越しさせるために、9月にさし木をして、予備の小苗を準備しておくとよいでしょう。

①茎の先端から2~3節をつけて切り、葉を2枚残して下葉を取ります。蒸散を抑えるため、大きな葉は半分ほどに切ります。
②鉢にバーミキュライトなど清潔な用土を入れて、さし穂をさします。
③2週間ほどで発根します。

防寒・冬越し

日よけが不要になる秋になったら、1mくらいの高さで切り戻します。耐寒性の弱い種類は、10月中旬ごろ、プランターを暖かい部屋に移動させます。耐寒性の普通~強い種類は、強い霜が降りるような日に、軽く不職布などをか
ぶせる程度で構いません。

人工授粉の方法

①晴れた日の午前10時以降、指に花粉をつけたら、雌しべの先端の下側にしっかりとこすりつける。
②受粉が成功すると、8月ぐらいから果実が色づき、自然に落下する。果実の表面は堅いので、落ちても傷はほとんどかないが、ベランダなどで落下の危険を及ぼす心配がある場合は、ネット袋を果実の柄に取りつけておくとよい。

収穫

赤紫色に完熟した果実はすぐに食べることもできますが、酸味が抜けて最もおいしいとされるのは、常温で3〜7日置いたときです。

監修 広島市植物公園 島田有紀子

広島市植物公園にて、ベゴニアやゼラニウムをはじめ、種々の草花と鉢花を扱う。大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修了。農学博士。科学的な根拠をもとに植物の魅力を最大限に発揮させることを心がける。著書に、「よくわかる栽培12か月木立ち性ベゴニア」(NHK出版)、「ナチュラルガーデンをつくる~宿根草~」(共著・NHK出版)、「園芸入門」(共著・NHK出版)、「球根の開花調節」(共著・農文協)、「農業技術体系」(共著・農文協)など多数。

トケイソウの育て方のページです。
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