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栽培管理|トレニアの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

トレニアの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

トレニア写真

トレニアは、ゴマノハグサ科の植物で、花つきがよいことで知られています。原産地は東南アジアやアフリカ。花色は白色、ピンク色、紫色、黄色など多彩で、初夏から夏の庭を彩る代表的な花として人気があります。別名ナツスミレとも呼ばれています。

管理

管理

土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをしましょう。水やりを怠ると、花つきが悪くなったり、葉色が黄色っぽくなるので十分に気をつけます。テラコッタのコンテナや素焼き鉢に植えたものは、乾燥しやすいので、特に水切れさせないように注意しましょう。 植えつけ時、培養土には粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を均等に混ぜ込みます。初夏から夏にかけて次々に花を咲かせるため、肥料不足にならないように、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を1週間に1回施します。

トレニアの開花期は、主に初夏から夏ですが、秋までよく咲き続けます。しかし、夏までに花を精一杯咲かせた株は、初秋には少し疲れた姿になります。この印象がトレニアを、夏までの花のイメージにしているのかもしれません。疲労した株は、草丈10cm程度で切り戻し、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を1週間に1回施します。

やがて新芽がのびて、再び秋には花を咲かせます。

熱帯地方が原産地のため、寒さにはあまり強くありません。冬越しさせる場合は、花後に切り戻した後に、温室や暖かい室内に取り込みましょう。

また、トレニアは、タネから育てることもできます。タネはとても細かく、鼻息で簡単に飛んでしまうので注意します。花後につくサヤを摘んで紙封筒に入れ、2週間ほど乾燥させます。乾燥したらサヤからタネを丁寧に取り出し、冷蔵庫の野菜室で保存します。タネまきは、八重桜が散ったころに行います。このとき、タネに覆土はしません。また、タネが非常に細かいので、水やりは、水を入れた皿に鉢底を浸し、底から水を吸い上げさせる「底面灌水(ていめんかんすい)」で行います。

タネをまいた鉢は明るい日陰に置くと、3~4週間で発芽が見られます。発芽までやや時間がかかりますが、諦めずに乾かさないように管理しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫

 

 
監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

トレニアの育て方のページです。
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