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栽培管理|小カブ【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

小カブ【地植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

小カブ【地植え】写真

 日本書紀(720年)の持統7(693)年の項に、「蕪青」の栽培を五穀の助けとして奨励する記録が見られるほど、カブは、日本の野菜のなかでも、最も栽培の歴史が古いもののひとつといえます。地方色豊かな品種が育成され、形,色,大きさなど、日本各地に独特の品種が実に多くつくられています。代表的なものとしては、大野紅かぶ(北海道)、筒井(青森)、暮坪かぶ(岩手)、かのかぶ(秋田)、温海(山形)、舘岩かぶ(福

管理

間引き・土寄せ

 発芽後,本葉1~2枚で株間を3cmに、本葉3~4枚で6cmに、本葉5~6枚で、12cm程度にします。間引き後は株元へ土寄せしておきましょう。間引きは、カブの根の肥大を促す重要な作業です。適期を逃さず、早めに行うようにします。

水やり

 発芽するまでは、土が乾かないように水やりをします。発芽後は極端に乾燥するとき以外、水やりは不要です。

追肥・土寄せ

 2回目の間引きから生育をみつつ、液体肥料「マイガーデン液体肥料」や「花工場原液」や「ベジフル液肥」を水で500倍に薄めて、1週間毎に2~3回与えます。追肥をするたびに、株元に軽く土寄せしておきましょう。

収穫

収穫

 小カブは、根茎が5~6cmになったら収穫適期です。株元の葉を持って引き抜き、収穫しましょう。収穫が遅れると、裂根してしまうので、取り時を見逃さないように。

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

小カブ【地植え】の育て方のページです。
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