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準備と植え付け|アケビとムベ【地植え】の育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

アケビとムベ【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

アケビとムベ【地植え】写真

アケビとムベ アケビ科 / アケビ属 日本原産で花と果実が楽しめ、フェンスなどに絡ませると容易に栽培できます。新潟県の一部の地域では、新芽を「木の芽」と呼んで山菜として珍重し、湯がいて食用にします。 最近の住宅の外構は、境界をつくらずにオープンであったり、フェンスによる仕切りなどがふえています。今あるフェンスや簡易な生け垣につる植物をからませると境界が和らぎ、花も楽しめ、目隠し効果も期待でき

準備

育て方のコツ

果実をつけさせるためには、別の株が必要なので、数本をまとめて植えます。

植えつけ方

植えつけ

花を咲かせるためには、少なくとも午前中は日が当たる日なたに植えつけます。土壌は特に選びませんが、粘土質など極端に水はけの悪い場合は、土壌改良が必要です。

アケビの植えつけは、10月下旬〜3月の落葉期に行ないます。ムベは寒さに多少弱いでの、3〜4月、または10月下旬〜12月まで、厳冬期を除いた休眠期に行ないます。

生け垣をつくるためには、苗を50cm間隔で植えつけます。植えつける前にひもを張り、曲がらないように線に沿って杭を2m間隔で打ち、杭から25cm、75cmと4本の苗を植えつけます。杭には横方向に竹を2〜3本渡して固定します。竹の外側(道路側)に苗を配置して、根鉢より一回り大きな植え穴を掘り、腐葉土、もしくは元肥として粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン元肥用」を1m²当たり240g施して植えつけます。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。秋の植えつけ時には、伸びすぎた枝を切ってから植えるとよいでしょう。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

アケビとムベ【地植え】の育て方のページです。
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