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準備と植え付け|そらまめ【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

そらまめ【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

そらまめ【地植え】写真

 ソラマメは、西南アジアから北アフリカが原産のマメ科の野菜です。学名はVicia faba、英名ではBroad beans。漢字で書くと蚕豆、あるいは空豆です。栄養的には、豊富なタンパク質のほか、ビタミンB群、C、ミネラル、特に鉄分が多く含まれています。  日本へは、1250年前の天平年間に導入された記録がありますが、明治時代に入って欧米の優良品種が導入されてようやく、広まったようです。

準備

作型や品種の特徴

 おもな品種には、大粒系の‘お多福'、‘河内一寸'、長サヤ系の‘讃岐長莢'、早生品種では、‘房州早生'などがあります。

育て方のコツ

 マメ科のため連作を嫌い、4~5年の休作が必要です。さらに、酸性土壌に弱いので、植え場所には、事前に石灰散布による酸度調整が必須です。

 また、ソラマメは、「おいしいのは3日だけ」といわれるぐらい鮮度が落ちるのが早いので、適期に収穫し、フレッシュなおいしさを味わいましょう。こうした意味でもソラマメは、ぜひとも家庭菜園でつくりたい作物のひとつといえます。

タネまき

 ソラマメはのタネまき時期は、エンドウ同様、10月中旬から11月上旬です。連作に気をつけて植え場所を選び、苦土石灰を1m²当たり150g散布し、よく耕します。次いで1週間後に1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり120gを施して土に混ぜ込みます。40cm間隔に、1カ所2粒ずつのタネを土にさすようにして埋めます。このとき、タネの黒い部分(おはぐろ)を下向きにして、タネをさすのがポイントです。発芽するころに鳥害を受けやすいので、べたがけ等で覆っておくとよいでしょう。

 また、ポリポットにタネをまいて、苗を育ててから植えつける方法もあります。その場合は、9cmポットにタネを2粒まき、本葉2~3枚で、底穴から根が少しのぞくぐらい根鉢が回ったら、株間を40cmとって植えつけます。

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

そらまめ【地植え】の育て方のページです。
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