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準備と植え付け|トウガラシ【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

トウガラシ【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

トウガラシ【地植え】写真

 世界の三大香辛料のひとつであるトウガラシは、ナス科の香辛野菜です。原産地の中央アメリカ、南アメリカの熱帯地方からヨーロッパ、さらにインドへ伝わって栽培が大発展しました。現在では、世界で最も広く栽培され、消費されている香辛料です。  辛味の成分はカプサイシンで、消化をよくし、食欲を増進させ、血行をよくする働きがあります。

準備

作型や品種の特徴

 辛味の強いタカノツメ、ヤツブサ(八ツ房)などが代表的品種です。

育て方のコツ

 日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。比較的病虫害も少ないので栽培は容易です。また、緑色の葉とまっ赤な果実の草姿は観賞用としても美しく、植え場所の見栄えがよくなります。

 栽培はピーマンに準じますが、栽培期間が長いので、有機物を多く施すように注意します。

タネまきと植えつけ

 植えつけ2~3週間前に、苦土石灰を1m²当たり150g、植え場所全面にまいて、よく耕します。1~2週間前に、1m²当たり堆肥3kg、油かす100~200g、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を150~200g、熔リン60gを植え場所全面にまくか、溝を掘って埋め戻して肥します。ポリマルチでマルチングすると地温が上がって生育が早まり、収量もふえます。

植えつけ方

植えつけ

 苗の植えつけは、遅霜の心配がなくなった5月上旬ごろが適期です。植え場所に、幅60cm(1列植え)か幅120cm(2列植え)の畝をたて、株間45~50cmとって、苗を植えつけます。植えつけ後、仮支柱を立て、茎を誘引しておきます。

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

トウガラシ【地植え】の育て方のページです。
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