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準備と植え付け|長ネギ【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

長ネギ【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

長ネギ【地植え】写真

 長ネギは、中央アジア原産のユリ科の多年草です。古くから薬味として利用される、非常に身近な野菜です。  ネギの栽培には、主に葉身を利用する葉ネギ栽培 と、白く軟白した葉鞘を利用する長ネギ(根深ネギ)栽培があります。ここでは、主に後者の長ネギの栽培を紹介しましょう。  長ネギの白い部分にはビタミンCが、地上部の緑色の部分には、カロテン、ビタミンC、ミネラル等が含まれています。

準備

作型や品種の特徴

 ‘ホワイトスター'、‘一文字黒昇り'、‘石倉一本太'、‘雷帝下仁田'などの品種があります。

 苗の植えつけは春(3月中旬~4月下旬)か夏(7月上旬~8月上旬)。初心者には夏越しがラクな、夏植えがおすすめです。

育て方のコツ

 深植えにするので、土壌の性質が著しく生育、収穫量に影響します。軟白部をより長くおいしく育てるには、通気性、水はけ、保水性がよく、土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが大切です。

 連作障害は少ないですが、できれば1~2年、あけた方が生育がよくなります。

タネまき

 タネまきは、3月下旬~4月上旬(春まき)か9月上旬~10月下旬(秋まき)にします。

 苗床として、幅50~60cmの平畝をつくるために、植えつけの2週間前までに、苦土石灰を1m²当たり200gを畑全体に散布して、よく耕します。植えつけの1週間前、1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200g施します。その1週間後に畝を立て、10cm間隔に深さ1cmほどのまき溝をつくり、1cm間隔にタネをまいて覆土します。

 発芽したら3cm間隔に間引きます。草丈が10cmほどになったら土寄せを行い、液体肥料「花工場原液」か、液体肥料「ベジフル液肥」を500倍に薄めて、1週間間隔で2~3回追肥します。さらに草丈が30cmほどになったら、同様に追肥と土寄せしましょう。

 草丈が40~50cmになったら、苗の植えつけ適期です。

植えつけ方

苗の植えつけ

 植えつけは、春(3月中旬~4月下旬/秋まきのもの)か夏(7月上旬~8月上旬/春まきのもの)購入した苗、あるいはタネから育てた苗を用意します。畑や菜園は、植えつけ用の深い溝をつくるために、耕しません。

 幅90~100cmの区画をとり、中央に幅15cm、深さ20~30cmの溝を掘ります。ネギの軟白部の長さは、この溝の深さが勝負になります。

 次に、溝の壁に、苗を5cm間隔でまっすぐに立て、根の部分を土で軽く押さえます。根元にワラを、先端が互い違いになるようにしてたっぷりとかぶせ、苗を安定させます。苗の植えつけ後、水やりは不要です。

 なお、ネギを連作し、「白絹病」が多発している畑では、堆肥を多めに施し、同時に「石原フロンサイド粉剤」などの土壌殺菌剤を処理することをおすすめします。

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

長ネギ【地植え】の育て方のページです。
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