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準備と植え付け|パセリ【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

パセリ【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

パセリ【地植え】写真

 セリ科特有の、さわやかな香りが特徴のハーブ野菜です。パセリは、タネまきから植えつけできるまでに、約70日ぐらいかかるので、苗を求めて植えつけたほうが簡単です。また、植えつけ後はほとんど手間がかかりません。適度な追肥でどんどん育ちます。主菜になりにくいのが難点ですが、栄養価の点から、もっと食べたい野菜です。

準備

作型や品種の特徴

 一般的に見られるパセリは、葉が細かく縮れたタイプで、モスカールドパセリと呼びます。日本でパセリといえばこれを指します。ヨーロッパでは、平葉のイタリアンパセリのほうがポピュラーで、料理にもよく使われています。葉や葉柄がやわらかく、香り高いのが特徴です。栽培法はパセリと同じです。

 また、セリ科の野菜はパセリと同様、葉に独特の香りがあります。肉や魚のにおい消しや整腸作用があり、料理のスパイスとして効果を発揮するチャービルもそのひとつ。フランス語で「セルフィーユ」といいます。「美食家のパセリ」とも呼ばれ、パセリより繊細で甘い香りのするハーブです。魚料理や卵料理、スープなどに入れて使います。1年草で、春と秋がまき時です。なお、夏の暑さはやや苦手です。

 エスニック料理や中華料理には欠かせないシャンツァイ(香菜)、別名コリアンダーも、セリ科のハーブ野菜です。葉や葉柄に独特の香りがあり、人によって好き嫌いが分かれます。タネまきは、4月と9月ごろの年2回。タネは2つ以上がくっついた種球なので、軽く傷をつけて割り、一晩水に浸してからまきます。

育て方のコツ

 パセリの根は、まっすぐに深く伸びる性質があるので、植え場所は深く耕しておきます。溝を掘って堆肥と粒状肥料「マイガーデンベジフル」を施し、土を戻し、平畝をつくって苗を植えます。

植えつけ方

植えつけ

 植えつけ2週間前までに苦土石灰を1m²当たり100gを全面散布し、よく耕します。植えつけ1週間前に40~50cmの畝の場所をとって、中央に深さ20~30cmの溝を掘ります。溝に、堆肥を1m²当たり2kg、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200gを入れて平らに埋め戻し、高さ10cm程度の畝をつくります。株間30cmをあけて植え穴を掘り、はす口を外したジョウロでたっぷり水を注ぎます。水がひいたら穴に苗を植えつけ、畝全体に水をかけましょう。

 なお、たくさん株数が欲しいときは、幅60cmの畝をつくり、条間30cmの2列植えにもできます。

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

パセリ【地植え】の育て方のページです。
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