植物栽培ナビ葉ネギ【地植え】の育て方

監修  恵泉女学園大学教授 藤田智
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

プランターで育てるときは

 標準サイズ(650型、20×20×65cm、12ℓ)から大型(25ℓ以上)のプランターを使用します。2cmほどウォータースペースをとって市販の野菜用培養土を入れ、用土1ℓ当たり粒状肥料「マイガーデンベジフル」を7gよく混ぜ込んでから、20cm間隔ですじまきにします。発芽まで土が乾燥しないように、表土に不織布をかけておくとよいでしょう。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

作型や品種の特徴

 京都府の北区、左京区で栽培されている、草丈が長くて太い九条ネギが有名です。また、商品名が「万能ネギ」も、葉ネギの仲間です。

 葉ネギは7月にタネまきし、10月から収穫しますが、旬は12月末頃で、おいしく歯切れがよいといわれるほか、寒冷期の2月頃がおいしいとも言われています。

育て方のコツ

 酸性の土を嫌うので、タネまきや植えつけ前にしっかり苦土石灰を散布し、土のpHを6.2~7.0 に調整します。タネをまいたら、発芽まで乾かさないことがポイント。タネまき後、発芽するまでは不織布をかけて、毎日水やりをし、乾かさないように管理します。

タネまき

 タネまきの2週間前に、1m²当たり100gの苦土石灰を散布し、よく耕しておきます。1週間前、1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200gを散布し、よく土に混ぜ込みます。幅40cmの畝を立ててすじまきします。覆土し、表面を手で軽く土を押さえ、不織布をかけてたっぷりと水を与えましょう。

 

植えつけ方

苗の植えつけ

 購入した苗を植えつけるときは、植えつけの2週間前に、1m²当たり100gの苦土石灰を散布し、よく耕しておきます。1週間前、1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200g散布し、よく土に混ぜ込みます。幅40cmの畝を立てて、深さ5~10cmの植え溝をつくり、15cm間隔に苗3本ずつをまとめて植えます。

 なお、ネギを連作し、白絹病が発生している畑では、「石原フロンサイド粉剤」を根元に処理することをおすすめします。

 

栽培管理

管理

間引き・土寄せ

 発芽したら、2回ほど間引いて、株間を3cm程度とします。

追肥・土寄せ

 追肥は週1回、液体肥料「花工場原液」や「ベジフル液肥」を水で500倍に薄めて与えます。追肥をするたびに、株元に軽く土寄せしておきましょう。

水やり

 発芽するまでは、土が乾かないように水やりをします。発芽後は極端に乾燥するとき以外、水やりは不要です。

 

収穫

収穫

 株が大きくなって草丈が30~40cmになったら、順次抜き取って収穫します。あるいは株元を3cmほど残して切り取って収穫します。

監修  恵泉女学園大学教授 藤田智
1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

害虫・病気対策

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