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準備と植え付け|葉ネギ【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

葉ネギ【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

葉ネギ【地植え】写真

 ネギ類は薬味を筆頭に、冬の鍋物やすき焼きに欠かせない野菜で、日本の各地で栽培されています。野菜として栽培されるネギ類は、長ネギ(根深ネギ)とワケギ・葉ネギに大別されます。長ネギは、株元へ土を寄せて、葉鞘部を白く長く育て(軟白栽培)収穫します。それに対してワケギ・葉ネギは、主に葉身部を収穫します。土寄せの必要がないので、割と簡単にできます。葉ネギを利用する文化は、関西以西の地域が多いといえます。

準備

作型や品種の特徴

 京都府の北区、左京区で栽培されている、草丈が長くて太い九条ネギが有名です。また、商品名が「万能ネギ」も、葉ネギの仲間です。

 葉ネギは7月にタネまきし、10月から収穫しますが、旬は12月末頃で、おいしく歯切れがよいといわれるほか、寒冷期の2月頃がおいしいとも言われています。

育て方のコツ

 酸性の土を嫌うので、タネまきや植えつけ前にしっかり苦土石灰を散布し、土のpHを6.2~7.0 に調整します。タネをまいたら、発芽まで乾かさないことがポイント。タネまき後、発芽するまでは不織布をかけて、毎日水やりをし、乾かさないように管理します。

タネまき

 タネまきの2週間前に、1m²当たり100gの苦土石灰を散布し、よく耕しておきます。1週間前、1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200gを散布し、よく土に混ぜ込みます。幅40cmの畝を立ててすじまきします。覆土し、表面を手で軽く土を押さえ、不織布をかけてたっぷりと水を与えましょう。

植えつけ方

苗の植えつけ

 購入した苗を植えつけるときは、植えつけの2週間前に、1m²当たり100gの苦土石灰を散布し、よく耕しておきます。1週間前、1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200g散布し、よく土に混ぜ込みます。幅40cmの畝を立てて、深さ5~10cmの植え溝をつくり、15cm間隔に苗3本ずつをまとめて植えます。

 なお、ネギを連作し、白絹病が発生している畑では、「石原フロンサイド粉剤」を根元に処理することをおすすめします。

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

葉ネギ【地植え】の育て方のページです。
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