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栽培管理|ピーマン【地植え】の育て方
監修:恵泉女学園大学教授 藤田智
ピーマン【地植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。
ピーマンは原産地のアメリカ大陸を発見したコロンブスによって、15世紀にスペインに紹介されました。やがてヨーロッパ全域から、世界中へ広がっていきました。
使用するもの
- ジョウロ
- 園芸用ハサミ
- 支柱(本支柱用。長さ150cmぐらいのもの)
- 追肥用肥料(液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「ベジフル液肥」など)
- 手グワ
- 麻ひも、またはビニールタイ
置き場所
風通しのよい日なたを選んで植えつけます。
水やり
植えつけ時から1週間ほどは、土の表面が乾いたらジョウロでたっぷり水やりします。その後は、葉が萎れるほど乾くとき以外、水やりは不要です。水やり回数の目安は以下です。4月〜6月 1〜3日1回、7月〜8月中旬 1〜4日1〜2回
肥料
収穫開始とともに、1週間に1回、規定倍率に希釈した液体肥料(「マイガーデン液体肥料」、「ベジフル液肥」)を、水やり代わりに追肥します。
間引き・土寄せ
株元に、ときどき土寄せしておきます。さらに、株周りの土の表面を、手グワで軽くほぐしておくとよいでしょう。
支柱立て
長さ150cmの支柱を2本を60度の角度でX型立て、それぞれの枝をしっかりと結び留めて誘引しましょう。
主枝と勢いよくのびるわき芽2本を残し、それより下からのびるわき芽は全て取り除いて「3本仕立て」にする。
わき芽摘み
1番果がついて肥大し始める頃、わき芽がのびてきます。主枝と勢いよくのびるわき芽2本を残し、それより下からのびるわき芽は全て取り除いて「3本仕立て」にします。
整枝と誘引
長さ150cmの支柱2本をX型に立て、それぞれの枝をしっかりと結び留めて誘引しましょう。
剪定
旺盛に成長し、枝が混みあってきたら、適宜枝を剪定します。
収穫
開花から収穫までの日数は、未熟果を収穫する普通種で約15~20日、完熟した実を取る場合や大果種(パプリカ種)では60日前後です。
1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会) など多数あり。
ピーマン【地植え】の育て方のページです。
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