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準備と植え付け|らっきょう【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

らっきょう【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

らっきょう【地植え】写真

 ラッキョウは、ユリ科の野菜で中国原産といわれています。非常に丈夫で、やせ地でも十分育つため、砂丘や開墾地でも栽培されています。つまり、球根を植えさえすれば、数回追肥するだけで、ほとんど手をかけずに栽培することができます。8月下旬~9月中旬に植えつけると、秋に成長。翌年3~4月に若どりしたものは、エシャレットとして利用されます。一般的な中間地での収穫期は6月で、甘酢に漬けてラッキョウ漬けにします。

準備

作型や品種の特徴

 品種の分化はありません。園芸店などでラッキョウと称して販売されている種球(球根)を購入します。

 また、植えつけから1年目に収穫せず、2~3年目に掘り起こすと、球根は小さくなりますが、数がふえます。これは花ラッキョウとして利用されます。

育て方のコツ

 球根は、毎年新しいものを購入して植えつけると、大きいものが収穫できます。

植えつけ方

植えつけ

 植えつけ適期は8月下旬~9月中旬。植えつけの2週間前までに、1m²当たり150~200gの苦土石灰を散布してよく耕します。1週間前までに、畝全面に1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり120gを散布し、土に混ぜ込みよく耕します。1条植えの場合は幅60cm、2条植えでは幅80cmの畝を立てて、表面を平らにならします。球根は、20cm間隔で2球ずつを、球根の先端がわずかに見えるぐらいの浅植えにします。 2条植えの場合は、条間を40cm間隔にします。

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

らっきょう【地植え】の育て方のページです。
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