植物栽培ナビラディッシュ【地植え】の育て方

監修  恵泉女学園大学教授 藤田智
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

コンテナで栽培するときは

標準サイズ(650型、20×20×65cm、12ℓ)のプランターを使用します。ウォータースペースを2cmほどとって、市販の野菜用培養土を入れ、用土1ℓ当たり4gの粒状肥料「マイガーデンベジフル」をよく混ぜ込んでおきます。次に、10cmの間隔をあけて、深さ1cmのまき溝を2列つけます。まき溝にタネを1cm間隔にまき、溝の両脇をつまむようにして覆土して、土の表面を軽く押さえて落ち着かせます。たっぷりと水やりをしてタネまき完了です。発芽するまでは、土の表面が乾かない程度に水やりしましょう。

発芽し、双葉が完全に開いたら、生育がよいものを残して、3~4cmに1株になるように間引きます。間引いた後は株元に軽く土寄せし、株が倒れないようにします。

タネまきから17~20日後、草丈が10cmほどになったら1週間に1回、1,000倍に薄めた液体肥料「花工場原液」や、500倍に薄めた液体肥料「マイガーデン液体肥料」か、液体肥料「ベジフル液肥」を水やり代わりに施しましょう。

病害虫予防や収穫については、畑や菜園の場合と同様です。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

作型や品種の特徴

赤い丸形の‘コメット'、楕円形で赤と白の2色になった‘紅白'、白く、ミニチュアのダイコンのような‘雪小町'などがポピュラーな品種です。また、白、赤、ピンク、赤紫などが混在する‘カラフルファイブ'も、つくって楽しい品種です。

育て方のコツ

根をきれいに丸く太らせるためには、間引きを適期に行うのがコツです。また、春まきの場合、気温の上昇とともに害虫が発生しやすくなります。寒冷紗で覆うトンネル栽培にすると、害虫を予防できます。

一度にたくさん収穫するよりも、1~2週間ごとに1回タネまきをすることで、少しずつ何回も収穫できるようにするとよいでしょう。

タネまき

タネまきは、3月中旬から5月、9月から10月に向きます。タネまき2週間前に、1m²当たり苦土石灰100gをまいてよく耕しておきましょう。タネまき1週間前、1m²当たり堆肥2kg、粒状肥料「マイガーデンベジフル」120gを施して土によく混ぜ込み、幅60cmの畝を立てます。深さ1cmほどのまき溝を30cm間隔に2本つけ、タネを1cm間隔でまきます。覆土し、手のひらで軽く押さえたら、たっぷり水やりをします。

 

栽培管理

管理

間引き

3~4日ほどで発芽するので、生育のよいものを残して3~4cmに1株になるように間引きます。間引き後は、根元に軽く土寄せして、倒れないようにしておきます。

追肥・土寄せ

本葉が4~5枚になったら、500倍に薄めた液体肥料「マイガーデン液体肥料」や「花工場原液」や「ベジフル液肥」を水やり代わりに施します。その後、1週間に1~2回、同様に追肥します。同時に、根元に軽く土寄せをしておきましょう。

 

収穫

収穫

タネまき後28~30日後、地表にせり上がってくる根元の直径が2~3cmになったら、収穫適期です。葉のつけ根を持って上に引き上げて、収穫しましょう。取り遅れると中に「す」が入ったり、根が割れるので注意します。

監修  恵泉女学園大学教授 藤田智
1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

害虫・病気対策

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ラディッシュ【地植え】で適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

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