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準備と植え付け|ルッコラ【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

ルッコラ【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ルッコラ【地植え】写真

 ゴマ油のような風味とピリッとした辛味が特徴のルッコラは、地中海沿岸が原産のアブラナ科の野菜です。ルッコラの名はイタリア語に由来し、英語ではロケットと呼ばれています。  栄養的には、ビタミンC、E、カルシウムを豊富に含み、おもにサラダとして、生食にされます。また、花も食べられます。早春2月ごろにとう立ちし、赤みを帯びた白い花が咲き始めます。菜の花同様、折り取ってそのままサラダにしたり、さっと

準備

作型や品種の特徴

 品種の分化は見られません。最近流通するようになったワイルドロケットと呼ばれるセルバチコも、アブラナ科で同様に育てられますが、まったくの別種です。辛みが強く、野性的な風味で、食用にするときは少量用いるとよいでしょう。こちらは多年草なので、翌年も収穫できます。

育て方のコツ

 間引き菜は、ベビーリーフとして利用しましょう。また、トンネル支柱に寒冷紗をかぶせて栽培すると、「アオムシ」や「コナガ」などの害虫を防ぐことができます。

タネまき

 タネまきは春と秋にできます。秋の方が害虫が少なく、管理がやや楽です。タネまきの2週間前に、苦土石灰を1m²当たり100g散布し、よく耕します。次いで1週間前に、1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200gを施して土に混ぜ込みます。タネまき当日、幅60cmか80cmの平畝を立てます。列の間隔を20~30cmあけ、深さ1cmのまき溝をつけます。畝幅60cmでは2列、80cmでは3列まきにしましょう。まき溝に1cm間隔でタネをまいて土をかぶせ、たっぷり水やりします。

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

ルッコラ【地植え】の育て方のページです。
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