植物栽培ナビアグラオネマの育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

品種紹介

 ‘シルバー・クイーン'

 Agleonema ‘Silver Queen'

  日本において最も一般的な品種。株立ちとなり、やや細長い濃緑色の葉に大きな銀白色の斑が入る。

 ニティドゥム‘カーティシー'

 A. nitidum ‘Curtisii'

 株立ちせず、やや細長い濃緑色の葉に灰白色の模様が矢羽状に入る。

 モデスツム

 A. modestum

 株立ちとなり、長い葉柄の先に丸みを帯びた短めの葉をつける。基本種は緑葉だが、斑入りの品種もある。

 ‘ジュエリー'

 A. ‘Jewelry'

 株立ちとなり、濃緑色地に大きな赤い斑が入る広葉系の品種。タイでつくられ、現地では「アンヤマニー」と呼ばれる。赤葉系の中では丈夫で育てやすい品種。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

栽培方法

植えつけ・植え替え

 生育期初期の5月中旬から6月が適期ですが、根鉢を崩さなければ、9月まで作業できます。肥沃で水もちと水はけのよい用土に、用土1ℓ当たり5gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけましょう。

 

栽培管理

管理

置き場所

 本来、ジャングルの林床部に生育する植物なので、日陰に適応しています。そのため、年間を通じて室内に置いて楽しめます。逆に強い光は好まないので、夏の強い西日などには当てないようにしましょう。寒さには弱いので、冬はできるだけ暖かい部屋に置いてください。

水やり

 5月から9月の生育期は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。高温多湿を好むので、水やりの際は、株全体に水がかかるように与えます。ときどき戸外に出して株全体にシャワーをかけて、葉の表面に積もったホコリなどを洗い流すとよいでしょう。葉のホコリ対策には、葉面洗浄剤「リーフクリン」も利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

 室温が15℃以下になると生育を休止するので、鉢土を乾かし気味に管理します。ただし、冬は暖房で空気が乾燥するので、加湿器をそばに置いたり、霧吹きを吹いたりして、空中湿度を上げてやるとよいでしょう。

肥料

 春から秋の生育期に2~3カ月に1回程度、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を用土1ℓ当たり5gをばらまきます。あるいは、2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり替わりに施します。肥料切れを起こすと葉色が薄くなり、観賞価値が低下します。

冬越し

 室温が15℃以上ある暖かい室内に置いて冬越しします。日陰には強いので、夜間冷え込む窓辺に置くのは避け、できるだけ冷気の当たらない場所に置きましょう。

ふやし方

 さし木でふやすほか、株立するものは、株分けでもふやせます。

 さし木の適期は5~7月で、さし穂の切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、赤玉土小粒などにさします。茎挿しも可能です。さしてから1カ月半~2カ月で鉢上げできます。

栽培のポイント

 高温多湿を好みますが、鉢土が常に湿っている状態よりも、少し乾き始めてからたっぷり与える方がよく成長します。鉢土の表面の状態をよく見てから水やりしましょう。葉が茂ってくると、鉢土の表面が見えにくくなってくるため、水やり後と乾いてきた時の鉢の重さを知っておくとよいでしょう。

 また、葉水はこまめに与えましょう。

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

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