植物栽培ナビカラテアの育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

品種紹介

 ランキフォリア

 Calathea lancifolia

 黄緑色の地に濃緑色の斑点が矢羽状に入る細長い葉をもつ。葉裏は赤紫色で、葉縁が波打つ。

 オルビフォリア

 C. orbifolia

 広楕円形の葉は銀白色の地で、葉脈に沿って緑色の模様が入る。大きな葉を横に広げる。

 クロカタ

 C. crocata

 葉は全体的に濃緑色で、葉裏は濃赤紫色となる。明るいオレンジ色の花とのコントラストが美しい。

 マコヤナ

 C. makoyana

 細長く伸びた葉柄の先に、楕円形の葉がつく。明るい黄緑色の地に、濃緑色の斑点模様が矢羽状に入る。

 ゼブリナ

 C. zebrina

 明るい黄緑色の地に、濃緑色の縞模様が入る楕円形の葉。表面にはビロード状の光沢がある。葉裏は赤紫色が基本だが、黄緑色になる変種、フミリオル(C. zebrine var. humilior)もある。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

栽培方法

植えつけ・植え替え

 水はけよい肥沃な用土に植えつけます。植えつけ適期は5月中旬~6月です。2年も育てていると鉢が葉でいっぱいになり、根も詰まっているので、植え替えと同時に株分けしてリフレッシュさせます。用土1ℓ当たり5gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけましょう。

 

栽培管理

管理

置き場所

 年間を通して室内の明るい日陰に置きます。夏の強い日ざしは葉焼けを起こすので、直射光線は避けて置くようにしましょう。

水やり

 高温多湿を好むので、春から秋は、鉢土の表面がうっすら乾いてきたらたっぷり水やりします。夏はよく乾くので、朝夕1日2回水やりして乾かさないように注意します。水が不足すると、葉が丸まってしまいます。

 冬は乾かし気味に管理しますが、葉水をこまめに与え、空中湿度を上げてやります。葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

肥料

 春から秋の生育期に、2~3カ月に1回程度用土1ℓ当たり5gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。特に夏は良く育つので2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 できるだけ暖かい部屋に置きます。低温に遭うと、葉にシミが出たり、葉の縁が枯れ込んだりします。15℃以上ある場所に置くのがベストですが、乾かし気味に管理すれば10℃程度で冬越しできます。

ふやし方

 温度と湿度の高い梅雨時に、株分けでふやします。根鉢を鉢から取り出し、葉を数枚つけて2つか3つに株分けします。腐った根や、弱々しい茎は取り除き、元気のよい新芽を残すようにして、新しい培養土で植えつけます。株分け後、2週間程度は日陰に置いて養生し、徐々に明るい場所に移動させます。

 

栽培のポイント

 高温多湿と弱い光線を好むので、室内の明るい日陰に置いて乾燥に注意して育てます。水が不足したり、日当たりが強すぎたりすると、葉が丸まってしまいます。そのような場合は、早めに水を与え、鉢を日陰に移動させることで回復します。冬の低温で多少傷んだ株も、高温期に植え替えると回復するので、諦めずに冬越しさせてみて下さい。

 

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

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