植物栽培ナビげっきつの育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

栽培方法

植えつけ・植え替え

 生育旺盛で根詰まりしやすいので、1~2年に1回は植え替えましょう。基本的に暖かい時期であれば、いつでも作業可能ですが、最適期は5月から7月です。水はけがよく保水力のある用土を使い、用土1ℓ当たり2gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけます。

 なお、鉢を大きくしたくない場合は、根鉢を1/3程度崩して元の大きさの鉢に植え直します。その場合、枝も1/3量程度を間引いておくと、葉がしおれるのを防げます。植えつけ後、しばらくは日陰に置いて養生します。

 

栽培管理

管理

置き場所

 やや日陰でも育ちますが、本来は日当たりがよい場所を好むので、できるだけよく日に当てたほうがよく育ちます。香りのよい花を楽しむためにも、春から秋の高温期は、できるだけ明るい場所に置いて楽しみましょう。

水やり

 春から秋の生育期は、鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。夏はよく乾くので、毎日水やりが必要です。ときどき浴室やベランダなどに鉢を移動させて、株全体に水をかけると、葉の表面がきれいになります。なお、葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」も利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

 冬は生育を休止するので乾かし気味に管理します。

肥料

 春から秋の生育期の間は、2~3カ月に1回程度、用土1ℓ当たり2gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。夏の間は、2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり替わりに施します。

冬越し

 弱い霜には耐えますが、最低気温5℃を下回る前には、室内の明るい場所に取り込みましょう。

ふやし方

 実生かさし木でふやすことができます。

 実生は、赤く熟したタネの果肉を洗って取り除き、すぐにまきます。

 さし木の適期は6月から8月です。枝を10センチ程度の長さにカットし、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶして、清潔なさし木用土などにさします。十分発根し、新芽がのびてきたら3号(口径9cm)のポリポットに植え替えましましょう。

 

栽培のポイント

 水が不足したり、極端に根詰まりすると、落葉し葉数が減ってしまうことがあります。そのような場合は、暖かくなったら植え替えて剪定し、新しい枝を出させましょう。萌芽力が強いので、間もなく枝葉が茂ってよい姿に回復します。

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

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