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栽培管理|コルディリネの育て方

監修:園芸研究家 尾崎 忠

コルディリネの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

コルディリネ写真

6月から8月にかけて、1果2~3g程度の果実をつけ、独特の食味をもつことから、世界中で食べられるようになりました。 また、樹があまり大きくならず、和洋どちらの庭にも適する樹形で、春には釣り鐘状の魅力的な花が咲き、夏には果実、秋には真っ赤な紅葉と、1年を通じて楽しめます。今では「ベリーの王様」として、フルーツとしての利用以外にも、ガーデニング素材としても広く親しまれています。

管理

置き場所

 年間を通して、日光がよく当たる場所で育てます。5月中旬~10月中旬ぐらいまでは、戸外で直射日光によく当てますが、戸外へ搬出するときは、徐々に日光に慣らしましょう。ただし、白斑の品種など葉焼けしやすいものは、明るい日陰に置きます。春から秋の高温期は、戸外に置いて雨風に当てた方が、「ハダニ」などの病害虫もつきにくくなり、健全な株に育ちます。特にフルティコサの赤葉系は、よく日に当てた方が葉色の発色がよくなります。

水やり

 春から秋の間は、鉢土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。戸外に置く場合は、ホースで水を株全体にかけるとよいでしょう。葉のホコリ対策には、葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

 冬は、鉢土の表面が完全に乾いてから、暖かい日中にたっぷり水を与えます。空気が乾燥するので、こまめに葉に霧吹きで水をかけます。

肥料

 春から秋の生育期には、2カ月に1回、用土1ℓ当たり2gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。または2週間に1回程度、液体肥料「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 最低気温5℃以上で冬越しします。暖房のきいた暖かく、空気の乾燥した部屋では、「ハダニ」が発生しやすくなります。風通しをよくし、こまめに葉水を与えて予防します。

ふやし方

 挿し木、茎挿し、茎伏せ、根伏せで容易にふやせます。天芽をさす場合は、葉を麻ひもなどなどで軽く縛って、蒸散を防ぎます。

 

栽培のポイント

 株が大きくなり過ぎて困った場合は、植え替えの際にばっさり切り戻すとよいでしょう。丈夫な植物なので、高温期に切り戻せば、1カ月もすると幹から新芽が伸び出してきます。切り取った天芽はさし木すれば、もうひとつ手ごろなサイズの株がつくれます。

監修 園芸研究家 尾崎 忠

1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

コルディリネの育て方のページです。
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