• 春編:今植えて、夏に収穫!春からはじめる野菜作り
  • 夏編:夏の野菜管理と、秋収穫に向けた野菜作り
  • 冬編:冬を越えて春に収穫!冬でも

季節と楽しむガーデニング 秋編今植えて、年内から早春に収穫!秋からはじめる野菜作り

春から始めた野菜づくりが上手くできた人も、この秋から挑戦したい人も、
秋は気候もよく、菜園作業がはかどること間違いなしです。

秋から育てる人気野菜Best3

  • No.1

    タマネギ

    キッチンに欠かせない常備野菜としても、人気を誇るタマネギ。使う分だけ抜き取って収穫できます。

  • No.2

    秋作ジャガイモ

    ワンランク上を目指すなら、秋作ジャガイモにトライ!春作に比べて、収穫時期の雨が少ないのもメリットです。

  • No.3

    エンドウ

    手軽なサヤエンドウのほか、実エンドウなら、春の味覚、グリンピースごはんも楽しめます。花が美しいのも魅力的!

月ごとの作業 / ポイント

10月

10月

10月は、比較的気候が安定している時期で、秋のガーデニングシーズン真っただ中です。
晴天の日はまだ汗ばむほどですが、日ざしは穏やかで高温障害などは起こりません。
病害虫対策を含め、適切な管理を心がけましょう。

秋作ジャガイモの土寄せと追肥

週に1〜2回、土寄せ&追肥でじっくり育てましょう。 ジャガイモの芽が伸びてきたら、タイミングを逃さず、芽かき、土寄せ、追肥の作業をリズミカルに行って!


好天が続けば、秋作でも
花が見られることも。

9月下旬〜10月中旬はまだ気温がある時期なので、ジャガイモの株元周辺に、雑草が生えてくることがあります。こまめに草とりをして清潔に保ちましょう。また、週に1〜2回株元へ土を寄せ、同時に肥料「ベジフル液肥」を追肥しておきます。土寄せの際に、ジャガイモの根を傷つけないように、丁寧に作業してください。 プランター栽培では、増し土をします。

葉ネギの間引きと追肥、そして収穫

水切れさせることなく、葉ネギはうまく発芽させられたでしょうか。液肥を施して、成長を促しましょう。

葉ネギの発芽が揃ったら、葉と葉がくっつかないように、約3cm間隔になるよう引き抜いて間引きます。1回で約3cm間隔にしなくてもよく、2〜3回に分けて間引くとよいでしょう。間引いたら、液体肥料「ベジフル液肥」を追肥して、株元に軽く土を寄せて、倒れないように立てておきます。追肥は1週間に1回を目安に行いましょう。なお、間引いた幼苗は「芽ネギ」として、料理の添え物や汁物の浮き実として利用できます。 タネまきから70〜80日経ち、草丈が30〜40cmほどになったら収穫できます。使用する分だけ根から抜き取るか、株元3cmほどを残して刈り取って収穫します。積雪があるときは、わらや寒冷紗などで覆って保護しましょう。2月ごろまで収穫できます。

ブロッコリーの収穫と追肥

ブロッコリーの花蕾の直径が、12〜15cm程度になったら、蕾が固く締まっていて、黄色く見えてくる前に収穫しましょう。


頂花蕾の収穫後、
脇から伸びてくる
側花蕾

植えつけから2ヶ月ほど経つと、花蕾が見え始めます。直径が12〜15cm程度のときに、つけ根をナイフや包丁で切って収穫します。花蕾がゆるんでパラパラした感じになるまえに、適宜収穫を終わらせるようにします。その後、液体肥料「ベジフル液肥」を、週に2〜3回ほど追肥しておくと、脇からも蕾が伸びてきて(側花蕾)収穫ができます。 花蕾が堅いうちなら、2月ぐらいまで収穫できます。積雪の心配があるときは、寒冷紗などで覆っておくとよいでしょう。

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害虫
ヨトウムシ
春と秋に発生し、葉を旺盛に食べて野菜に大きな被害を与えます。夜間活動する夜行性害虫なので昼間は見つけづらく、退治が厄介です。ジャガイモのヨトウムシには、効果が続く浸透移行性の殺虫剤「家庭園芸用GFオルトラン水和剤」を収穫30日前までに散布して防除します。 殺虫剤「家庭園芸用GFオルトラン水和剤」は、ジャガイモのアブラムシ・ジャガイモガ防除にも効果があります。 葉ネギのシロイチモジヨトウには、殺虫剤「ベニカS乳剤」を収穫7日前までに散布して防除します。なお、殺虫剤「ベニカS乳剤」はネギのネギコガ防除にも効果があります。


シロイチモジヨトウ

「ネギアザミウマ」
ネギアザミウマは春と秋にも発生し、野菜や花の表面に傷をつけて汁を吸う害虫。高温で乾燥しているときに活発化します。1.5mmほどの小さい虫で見つけにくく防除が厄介ですが、手軽に使える殺虫剤「ベニカベジフルスプレー」をネギでは収穫3日前までに散布して退治します。成分がとどまる浸透移行性なので防除効果が続いて便利です。


ネギアザミウマ
(ネギ)

アオムシ
ブロッコリー・大根・キャベツなど、アブラナ科野菜にはアオムシ・コナガなど葉を食べる害虫がつきやすく、対処が遅れると葉が穴だらけになり被害が大きくなります。ブロッコリーの葉に幼虫を見つけたら、若齢のうちに、効果が続く浸透移行性の殺虫剤「ベニカベジフルスプレー」を収穫3日前までに散布して素早く防除します。


アオムシ
(ブロッコリー)

病気
「疫(えき)病」
ジャガイモの葉や茎が褐色になり枯れてきます。雨水の泥はねも発病の原因となります。伝染を防ぐために、ジャガイモの株元に敷きワラなどでマルチングを施すと発生の予防になります。 感染前に、予防効果のある殺菌剤「STダコニール1000」を収穫7日前までに散布して発生を予防します。「STダコニール1000」はネギのさび病(収穫14日前まで)、ブロッコリーのべと病予防(出蕾前、但し収穫21日前まで)にも使用できます。
さび病
ネギの葉の表面に赤く細かい粒状の斑点ができ、表皮が破れると中から赤さびのような粉が出ます。カビの胞子が原因で発症する、伝染性の強い病気です。予防と治療効果のある殺菌剤「STサプロール乳剤」で防除します。収穫7日前まで使用できます。


さび病(ネギ)

11月

11月

11月ともなれば、暖地や中間地では、秋の締めくくりを彩るように、紅葉が最盛期を迎えますが、寒冷地ではもう冬の始まりです。日々の気温チェックを怠らず、地域にあった作業を行いましょう。

秋作ジャガイモの収穫

11月は比較的気候が安定して晴れの日が多いのですが、春作と同様、土が乾いているときがジャガイモの掘り取りのチャンスです。


緑化したイモは中毒を起こすので、廃棄して

11月は、比較的気候が安定しているので、晴天が続くことは少なくないでしょう。11月下旬ごろ、晴天が続いたら、株元の土を少し掘ってみて、大きなイモがあったら収穫します。土を埋め戻す際は、しっかりかぶせておかないと、土中に残ったイモが緑化してしまいます。緑化したジャガイモは毒性のあるソラニンが含まれています。皮を厚くむけば取り除けますが、不安な場合は廃棄します。 試し掘りをしてみて、だいたいのイモが太ってきていたら、すべて掘り取ります。 なお、土が湿っているときに収穫すると、イモが腐りやすくなるのでできるだけ避けましょう。

エンドウのタネまき

さやの中の実が太る前に利用するサヤエンドウと、ふっくら太ってから利用する実エンドウがあります。さらにそれぞれのつるあり種、つるなし種があります。

中間地でのまきどきは、10月中旬~11月上旬までです。マメ科植物は連作を嫌います。4~5年マメ科植物を栽培していない場所を選びましょう。苦土石灰を1m²当たり150gまいてよく耕したところに、1m²当たり堆肥2kg、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり120g施して、さらによく耕します。株間30cmをとりながらまき穴をあけて、1カ所につき4~5粒のタネをまきます。発芽するまでは不織布などで畝を覆っておくと、鳥がタネを食害するのを防げます。 プランターで栽培するときは、用土1ℓ当たり4gの粒状肥料「マイガーデンベジフル」を混ぜた培養土を使います。10〜15cm間隔に、直径3〜4cm×深さ1cmのまき穴をあけ、1穴4〜5粒のタネをまいて覆土します。

イチゴの苗の植えつけ

イチゴの苗は10月中旬〜11月上旬に出回ります。寒さに強い植物ですが、早めに入手して、早めに植えつけましょう。

植えつけの2週間前に、苦土石灰を1m²当たり100〜150gまいてよく耕します。次に、1m²当たり堆肥2kg、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり150〜200g施して、さらによく耕します。乾き気味の環境を好むので、高さ10cmほどの畝を立て、30cmに1株の割合で苗を植えつけます。列植する場合は、条間も30cmあけます。このとき、イチゴの株元にあるクラウンと呼ばれるギザギザの袴のような部分が、半分ほど埋まるぐらい浅く植えつけること、株元についたつるのような、ランナーの跡を奥手に揃えて植えることがポイントです。植えつけ後はたっぷり水やりをし、その後は乾きすぎるときのみ、水やりをして管理します。 プランターでは、標準サイズを用い、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を用土1ℓ当たり5〜6g混ぜ込んだ培養土をいれて、菜園と同様、浅植えにします。プランターは戸外の日なたに置き、表土が乾いたら水やりをします。

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害虫
「アブラムシ類」
アブラムシは、春と秋に目立ちます。夏にあまり見かけないのは、アブラムシが暑さに弱いためです。初夏ごろに翅のあるアブラムシが生まれて移動し、秋になると戻ってきて繁殖を繰り返しますが、雄が生まれて交尾をして卵の状態で越冬します。繁殖力が強いので、11月いっぱいくらいまでは予防的防除をおすすめします。ジャガイモの収穫間際のアブラムシは、収穫7日前まで使える殺虫剤「ベニカ水溶剤」で退治します。イチゴにはワタアブラムシがつきやすいので、苗の植えつけ時には、植穴の土に効果が続く浸透移行性の「モスピラン粒剤<」を混ぜ込んでから苗を植えつけて被害を防止します。先に苗を植える場合は、植えつけた苗の株元に「モスピラン粒剤」を散布します。


ワタアブラムシ


イチゴのワタアブラムシ

12月

12月

12月になると本格的な降雪がある地方もあり、季節は冬へと駆け足を始めます。
また、慌ただしい時季でもありますが、まだ植えつけができる野菜もあります。
11月に植えつけた野菜の管理も怠らないようにしましょう。

タマネギの苗の植えつけ

12月上旬までの暖地と中間地なら、中生、中晩生の品種を選べば、まだタマネギの苗を植えつけることができます。

タマネギの根(鱗茎)は、ある一定以上の大きさになったときに寒さに遭うと、花芽ができます。これがいわゆるネギ坊主です。それでは鱗茎自体が硬くなり、おいしいタマネギができません。これを防ぐためには、植えつける苗の大きさに注意するほかありません。タマネギの苗は必ず、太さ7~8mmのものを入手しましょう。鉛筆ぐらいの太さが目安です。これより太い苗では、寒さに反応してネギ坊主ができてしまい、また、細い苗では寒さで傷みやすくなるのです。
植えつけ2週間前に、苦土石灰を1㎡当たり150g散布してよく耕し、1週間前に、1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を元肥として1m²当たり120g、まんべんなく施します。よく耕し、幅60cmの畝をつくったら、条間20~30cm、10~12cm間隔、深さ2cmほどに苗を植えつけます。
雨が少なく、乾きすぎる場合は、たっぷり水を与えましょう。
植えつけ3カ月後から、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり120g追肥します。
なお、コンテナ栽培には、タマネギの小さな子球を植える方法が向いています。これは8月に植えつけて年内に収穫する作型になります。

 

エンドウの管理

12月下旬になると、寒さが厳しくなります。エンドウは冬を越して栽培する野菜ですが、寒さで傷むので、防寒を施します。

発芽したエンドウは、生育のよい幼苗を3株残し、残りは間引きます。本葉が3〜4枚になったら、倒れないように株元に土を寄せ、さらに敷きわらをしておくと、乾燥と寒さを防ぐことができます。
12月下旬になったら、寒風避けのために、エンドウの畝の北側か西側によしずやササ竹を立てましょう。なお、晩秋から冬は低温ですが、雨が少なく、土が乾きます。土の乾き具合をよく観察して、乾かし過ぎないように管理しましょう。
2月になったら、1m²当たり120gの「マイガーデンベジフル」を株元に追肥として施し、株元に土を寄せておきます。
プランターで栽培しているエンドウも、寒風に当てないように、南向きの軒下などに置いてください。

イチゴの管理

晩秋から冬に入るとイチゴは成長を停止させて、休眠します。この時期に寒さに当てたりしない工夫が大切です。

1月までは緩やかに成長するイチゴですが、12月に入り本格的な寒さが訪れると、休眠します。枯れ葉などが目についたら、つけ根から切っておきましょう。灰色かび病などの発生を防げます。このとき枯れ葉を無理にひっぱったり、クラウンの部分を傷つけないように注意しましょう。
株元に敷きわらを施しておくと、霜で株が持ち上がって乾燥するのを防げます。また、雨水がはね返って病気がまん延するのを防ぐことができます。
また、休眠していても枯死したわけではないので、雨が少なく、極端に乾く場合は、株元へ水やりをしましょう。
プランターで栽培しているイチゴは、南向きの軒下など、寒風を避けられるできるだけ暖かい場所におきます。表土が乾いたら水やりをするのを忘れないようにしましょう。

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害虫
「コガネムシ類幼虫」・「タネバエ・タマネギバエ」
コガネムシ類幼虫は、土の中で生活します。幼虫の状態で越冬し、春先に蛹を経て成虫になります。幼虫は土中に生息し、植物の根を食害するので、植物は養分の吸収ができなくなって生育が悪くなります。幼虫が大発生すれば、植物は、苗だけでなく樹木でも枯れることがあります。 暖かい時期は比較的地表面で活動していますが、寒くなるにつれ地中深くもぐるようになります。庭土だけでなく、鉢やプランターの中にもよく産卵するので注意が必要です。
また、タネバエやタマネギバエは、主に蛹で越冬しますが、暖い地方では蛹や幼虫、成虫で越冬する場合もあります。
幼虫はいずれもタマネギ苗の地際部から食入し、茎の中を食害して被害をもたらします。
タマネギ苗の植え付け時には、殺虫粒剤「家庭園芸用サンケイダイアジノン粒剤3」を土に混ぜておくと、薬剤に接触したときだけでなく、成分が土の中で拡散(ベーパーアクション)して効きめが続くため、土壌中の害虫を効果的に防除できます。なお、「家庭園芸用サンケイダイアジノン粒剤3」は、タマネギを食害するコオロギ、ケラ退治にも効果的です。


コガネムシ幼虫


タマネギバエ幼虫

「アブラムシ類」(ネギ)
ニラやネギ類のやわらかい新芽にはアブラムシがつきやすく、放置するとどんどん増えます。
アブラムシを見つけ次第、食品成分の殺虫殺菌剤「ベニカマイルドスプレー」をたっぷり散布します。
病気
さび病」(ネギ)
葉の表面に赤く細かい粒状の斑点ができ、表皮が敗れると中から赤さびのような粉が出ます。カビの胞子が原因で発症する、伝染性の強い病害です。
予防と治療効果のある殺菌剤「STサプロール乳剤」で防除します。収穫7日前まで使用できます。


さび病(ネギ)

べと病」(ブロッコリー)
カビ(糸状菌)が原因で発生する伝染性の強い病気です。葉に黄色い病斑が出たり、花蕾の主に内側が黒く変色します。
感染前に、予防効果のある殺菌剤「STダコニール1000」を収穫21日前までに散布して発生を予防します。「STダコニール1000」はネギのさび病予防にも収穫14日前まで使用できます。


灰色かび病(トマト)

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