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チッ素(N)がどのような働きをするのか、不足した時の症状(欠乏症)、過剰な時の症状(過剰症)について解説します。
植物体内での働き
チッ素(N)はアミノ酸やタンパク質などに含まれ、生物にとって大変重要な成分です。植物では葉の緑色を良くする働きがあります。また各種アミノ酸、タンパク質を構成する主要な成分なので実、葉、茎、根など植物体全体の生育を促進する働きもあります。通常、植物を栽培する場合は必ず肥料として必要になる「三大要素」のひとつです。
欠乏症
葉(主に古葉・下葉)が黄色くなります。また全体的に生育が悪く、株が貧弱になります。実がなりにくいなどの症状もあらわれます。
欠乏症対策
過剰症
葉は増え過ぎ、色も濃くなり過ぎます。逆に花や実はつきにくくなります。全体的に株が大きく育ちますが、軟弱な状態になるため、病害虫の被害が発生しやすくなります。特にチッ素は「ぜいたく吸収」といい、あればあるだけ吸収されてしまう成分なので、チッ素肥料のやり過ぎには特に注意が必要です。
チッ素(N)の働きと不足した時の症状(欠乏症)、過剰な時の症状(過剰症)について解説しています。
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