住友化学園芸

ガーデニング・園芸のことなら住友化学園芸のeグリーンコミュニケーション

ガーデニング・園芸TOP

肥料を植物に与え元気に育てる!肥料ナビ
肥料成分の働き チッ素(N)

チッ素(N)がどのような働きをするのか、不足した時の症状(欠乏症)、過剰な時の症状(過剰症)について解説します。

植物体内での働き

チッ素(N)はアミノ酸やタンパク質などに含まれ、生物にとって大変重要な成分です。植物では葉の緑色を良くする働きがあります。また各種アミノ酸、タンパク質を構成する主要な成分なので実、葉、茎、根など植物体全体の生育を促進する働きもあります。通常、植物を栽培する場合は必ず肥料として必要になる「三大要素」のひとつです。

欠乏症

葉(主に古葉・下葉)が黄色くなります。また全体的に生育が悪く、株が貧弱になります。実がなりにくいなどの症状もあらわれます。

チッ素欠乏(トマト)の画像
チッ素欠乏(トマト)

欠乏症対策

欠乏している肥料成分を追肥で補うには、速やかに吸収される液体肥料がおすすめです。

過剰症

葉は増え過ぎ、色も濃くなり過ぎます。逆に花や実はつきにくくなります。全体的に株が大きく育ちますが、軟弱な状態になるため、病害虫の被害が発生しやすくなります。特にチッ素は「ぜいたく吸収」といい、あればあるだけ吸収されてしまう成分なので、チッ素肥料のやり過ぎには特に注意が必要です。

チッ素過剰、日照不足、低温(いちご)の画像
チッ素過剰、日照不足、低温(いちご)
アンモニア態チッ素過剰、日照不足による黒すじ(トマト)の画像
アンモニア態チッ素過剰、日照不足による黒すじ(トマト)

チッ素(N)の働きと不足した時の症状(欠乏症)、過剰な時の症状(過剰症)について解説しています。
eグリーンコミュニケーションは、家庭園芸に関する悩みの解決方法、ガーデニングライフを楽しんでいただくための植物の育て方、虫や病気や雑草に関する情報をお届けしています。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。

contents