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タネまきと植え付け作業の基礎知識をご紹介します。このページではコンテナへの植え付けについてご紹介しています。

4.基本のタネまきと植え付け作業

4-6.コンテナにポット苗を植える

コンテナに植えるときは密植した方が見映えがします。しかし、詰め込みすぎると蒸れたり、生育不良の原因になるので、生長したときの大きさを考え、葉が重なり合わない程度に植え付けるとよいでしょう。
また、鉢と苗のバランスがよいことも大事です。小さすぎる鉢では、新しい根を伸ばすスペースがありません。大きすぎる鉢では、根の分枝が促されないため根の数が少なく、吸い上げる水の量も少ないため、鉢土がじめじめしたままで、根腐れして正常に育ちません。植物にとって、鉢の大は小を兼ねないと覚えておきましょう。

植え付け方

アルストロメリア(ユリズイセン科)
開花期5~7月


開花期5~7月

① 土の流出と害虫の侵入を防ぐため、鉢底ネットを敷く。


① 土の流出と害虫の侵入を防ぐため、鉢底ネットを敷く。

② コンテナの底が隠れる程度にゴロ土を入れる。


② コンテナの底が隠れる程度にゴロ土を入れる。

③ 鉢の高さの1/3くらい用土を入れる。この用土の量で植え込む高さを調整する。


③ 鉢の高さの1/3くらい用土を入れる。この用土の量で植え込む高さを調整する。

④ 根鉢を崩さないように丁寧にポットから外す。


④ 根鉢を崩さないように丁寧にポットから外す。

⑤ 苗の根が回っていなければ根鉢は崩さない。


⑤ 苗の根が回っていなければ根鉢は崩さない。

⑥ コンテナの縁から、ウォータースペース分(1.5~2㎝)より下に根鉢の上面がくるように苗をすえる。


⑥ コンテナの縁から、ウォータースペース分(1.5~2㎝)より下に根鉢の上面がくるように苗をすえる。

⑦ 周りから用土を入れていく。


⑦ 周りから用土を入れていく。

⑧ 鉢の縁を軽くトントンとたたき、用土を隙間なくつめ、根鉢となじませる。


⑧ 鉢の縁を軽くトントンとたたき、用土を隙間なくつめ、根鉢となじませる。

⑨ 株元にたっぷり水をやる。


⑨ 株元にたっぷり水をやる。

植え付ける深さ

植える深さ

ウォータースペースをとって、根鉢と用土の表面を同じ高さに植える。


苗とバランスがよい鉢とは

根は、鉢壁にぶつかると枝分かれして成長する性質があります。大きすぎる鉢に植えると枝分かれの少ない根になって、丈夫に育ちません。ちょうどよい大きさの鉢に植えましょう。3号ポット苗なら5号鉢、それより大きな苗は、一回り大きな鉢にして、普通サイズのプランターなら20㎝の株間をとって3株ほど植えるのが目安です。


ちょうどよい


ちょうどよい

中心部までしっかり根が張り、丈夫に育つ。


大きすぎると


大きすぎると
大きすぎると

根がなかなか伸びず、枝分かれしないので弱々しい株に育つ。
根が鉢の周りだけに伸び中心部まで伸びないため、過湿の状態が続いて成長が不十分。


根鉢


根鉢

鉢から抜いたときに、植物の根の周りについた土の塊を根鉢といい、鉢の形に固まっている部分のこと。「根鉢を崩さずに植え替える」とは、ポットから抜いて古土を落とさずに、そのままそっと植えることをいう。


根鉢が詰まりすぎている場合
① 細かい根がフェルト状に根鉢を覆っている状態では生育が悪くなる。


① 細かい根がフェルト状に根鉢を覆っている状態では生育が悪くなる。

② フェルト状の根にハサミで切れ込みを入れる。


② フェルト状の根にハサミで切れ込みを入れる。

③ 切れ込みを入れたところ。


③ 切れ込みを入れたところ。

④ できるだけ根鉢の内部は崩さないようにして、フェルト状の根をはがして植え付ける。


④ できるだけ根鉢の内部は崩さないようにして、フェルト状の根をはがして植え付ける。

ウォータースペース


ウォータースペース

鉢植えで、用土を鉢の縁より1.5~2㎝低くなるように入れ、水やりをした際に一時的に水がたまるようにしたスペースで、水代ともいう。このスペースがないと、水があふれて鉢内に十分に回りきらない。また、このスペースは、暑さや寒さよけにマルチングするときにも便利。


ウォータースペースがある

ウォータースペース

ウォータースペースがない

ウォータースペースがない

コンテナへの植え付けについてご紹介しています。
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