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4.基本のタネまきと植え付け作業
4-8.庭木や果樹を育てるコツ
よい苗木の選び方
苗木で一番大事なのは根です。樹木は、しっかり根を張ってゆっくり生長しますから、根の状態によって生育に差が出ます。まず、太い根がしっかり張っていて、細根が多いものを選び、入手したら根を乾かさないように、すぐに植え付けます。
土地の気候や、日当たりなど庭の環境に合わないと栽培はうまくいきません。どのくらい大きくなるか、剪定など管理が容易かどうかも考慮して苗木を選びましょう。
よい苗木、悪い苗木
細根がたくさんあって、全体が詰まった感じ
充実した芽がよくついている
接ぎ木は、接ぎ口がしっかり癒合している
品種名がはっきりしている
葉の枚数が多く、葉色が濃い(常緑樹)
悪い苗木
太根が多く、細根が少ない
節間が間延びしてひょろひょろしている
不自然に曲がっている
病害虫の跡がある
葉が少なく、色が淡く元気がない(常緑樹)
接ぎ木の部分がこぶ状になっていたり、しっかりついていない
売られている苗木
根が乾燥しないように、土ごとこもや麻布などに包んである状態の苗木。比較的大きな苗に多い。
裸苗
根がむき出しになっている苗木で、ウメやカキなど落葉性果樹の1年生苗に多い。根の乾燥を避けるためにミズゴケやビニールなどに包まれているものも多い。
ポット苗
鉢やビニールポットに植えてある苗で、1年中いつでも入手できる。
苗木の選び方についてご紹介しています。
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