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5.毎日の手入れと管理
5-1.ひと目でわかる健康チェック
植物を元気に育てるポイントは、様子をチェックする習慣を身につけること。毎日植物を見て回れば、病害虫の早期発見にもつながり、被害を拡大させずにすみます。
ハダニなどは葉の裏に付くことが多いので、葉は表面だけでなく、裏側もよくチェックします。樹木におがくずのような木くずがついていたり、果実に穴があいていたり、花びらやつぼみにかじられた跡があるのも害虫のしわざです。
また、株の下から枯れ上がってきたり、新芽が伸びない、落葉の時期ではないのに葉が枯れて落ちている、などは根腐れをおこしているので、植え替えのサインです。
用土の乾き具合で健康状態を見る
鉢土の表面の色を見ると、植物が水をほしがっているかどうかがわかります。白っぽくなっていたら乾燥しているので、水やりをします。植物が旺盛に育っていたり、花を咲かせているとき、果実をつけ始めたときなどは、普段より多くの水が必要です。特に注意してチェックしましょう。
乾きすぎた鉢土
鉢土が乾きすぎると、茎の先や葉がしおれてくる
花がらは見逃さずに摘み取る
咲き終わった花(花がら)を摘まないとタネができ、養分がとられて次の花が咲きにくくなるうえ、灰色かび病などの病気の原因にもなる。花がらと一緒に枯れた葉も摘み取る。(花がら摘み参照)
株元の葉が枯れている
葉の色を見る
葉の色が黄色っぽくなるのは、水切れ、肥料切れのサイン。ハダニやアブラムシなどの害虫の被害も考えられる。寒さに弱い観葉植物などは、凍害に合うと葉の色が黒っぽくなる。
葉に白い筋がある。
葉の表面に字を書いたような白い筋があったらハモグリバエの幼虫の食害を受けている。
花弁の色が抜けたり、葉に黒褐色の斑点がある
花弁の色が抜けたり、葉に黒い斑点が出るのは伝染性の病気に侵されているから。日ごろから花や葉をよく見て、早期発見に努める。
葉の裏をチェックする
ハダニやカイガラムシ、アブラムシなどの害虫は葉の裏についていることが多いので、葉裏もよく見る。(病害虫参照)
花や葉に食害のあとがないか
花びらや葉、特に若葉に穴が開いていたら、害虫に食害された可能性が高い。つぼみのうちに食害されると、満足な開花が望めない。
幹や枝をチェックする
幹や枝に木屑のような粉がついていたら、害虫が中に潜んでいる可能性が高い(病害虫参照)
鉢の周辺や葉に害虫の糞が落ちていないか
糞が落ちていれば害虫がいる証拠。植物をよく調べて見つけ、害虫に適した薬剤などで駆除する。病害虫の防除は、早期に発見することが大事なので、普段からよく観察するとよい(病害虫参照)
ひと目でわかる健康チェックについてご紹介しています。
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