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ふやして楽しむテクニック:木や草花のリフレッシュと繁殖をご紹介します。このページでは多年草の植え替えについてご紹介しています。
6.ふやして楽しむテクニック:木や草花のリフレッシュと繁殖
6-1.多年草の植え替え
多年草は株が大きくなりすぎると、芽の数はふえても1つ1つの芽は貧弱で、花つきが悪くなります。また、葉が茂って蒸れて病害虫の被害を受けやすくなります。育ちが悪くなったら株分けを兼ねて植え替え、株を若返らせましょう。
現状よりも大きくしたい植え替え
宿根草は一回り大きな鉢に植えると見事な花を咲かせます。
ブルーデージー(キク科)
作業適期 4月中旬~5月
① フォークなどで根鉢を少し落とす。
② 一回り大きな鉢に、鉢底網を敷き、水はけをよくするため鉢底石を入れる。
③ ウォータースペースをとり、市販の培養土を少し入れ、株を中央に置いて植え付ける。
④ 用土を入れたら、割り箸などで根を傷めないようにつつき、隙間ができないように土を詰める。
⑤ 地上部を切り戻し、しっかり水をやる。
⑥ 花が一段落したら、毎年花後に植え替えるとたくさんの花が咲いて見事。
* 用土は、赤玉土中粒または小粒4、腐葉土3、鹿沼土中粒または小粒3の割合で配合してもよい。
現状の大きさを保ちたい植え替え
植え替えはいきなり大きな鉢に植えず、鉢のサイズと植物のバランスを取り、徐々に大きくしていくのが基本。一回り大きい(容量が2割方大きい)鉢に植え替えますが、鉢を大きくしたくないときは、同じサイズの鉢に植え替えることもできます。その場合は根鉢を半分ほど崩し、根や地上部を切り詰めます。
ゼラニウム
作業適期 4~5月
① 1、2節残して芽を確かめて、芽のすぐ上で切り戻す。
② 鉢から抜き、根鉢を1/3~1/2崩し、古い根を整理する。
③ 植えられていたのと同じ大きさの鉢に、市販の培養土を入れて植え付け、水をたっぷりやる。
* 用土は赤玉土6、腐葉土3、バーミキュライト1で配合してもよい。
多年草の植え替えについてご紹介しています。
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