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植物を心地よく過ごさせるには?
以前から気になっていた花。売り場で一目惚れしてしまった花。はじめてのガーデニングに当たって手に入れた植物は、元気に育っているでしょうか。そこで、まずは植物を置いている場所をチェックしてみましょう。
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植物の多くは、日当りと風通しのよい場所を好み、そうした場所ですくすくと育ちます。1日のうち、5~6時間日が当たり、そよ風が常に心地よく吹いている場所がベストです。
建物の東側や西側、住宅密集地など、1日のうちに2~3時間だけ日が当たる場所は、植物の置き場所としては、まずまず。プリムラ、ワスレナグサ、ミヤコワスレ、インパチェンスなど、明るい日陰を好む植物を選べば、問題なく成長します。
なお、建物の北側は日が当たりにくいですが、周囲が開けている場合は反射光で明るいこともあるので、置き場所に全く向かないことはありません。反対に南向きでも、塀やベランダの囲いの真下は日が当たりにくいので、スタンドを用いて、日が当たるようにしましょう。
高層住宅のベランダなど、強い風が吹きつける場所では、花や葉が傷みやすくなります。また、つる性の植物はつるが巻きつきにくいほか、強風で鉢が倒れたり、飛んだりする危険もあります。風当たりの強い場所に置く場合は、花びらや葉が厚く、傷みにくい植物を選び、鉢が飛ばないようにする工夫が必要です。
植物の成長に、日ざしや風と同じぐらい大切なものが水分です。特に鉢植えの場合は、鉢の中の限られた分量の土が保つことのできる水だけが頼り。鉢土がカラカラに乾けば、植物はぐったりとしおれて、深刻な場合はそのまま枯れてしまいます。反対に、鉢土が乾いていないときにどんどん水を与えると、根が水浸しになり、腐って枯れることも。水は、鉢土が乾いたタイミングを見計らって、たっぷりと与えることがお世話のコツです。
Process 1
土の表面に触れてみましょう。土がまだ黒くしっとりと湿っていたら、水は不要です。白っぽく乾いてカサカサしていたら、水やり時。
Process 2
水さしやハス口を外したジョウロを使い、植物の株元の土へ水を静かに注ぎます。土の表面が全体的に湿るように数回に分けて注ぎ、鉢底から水が流れて出てきたら、OK。
Process 3
室内に鉢植えを置く場合など、場所によっては鉢皿を使う場合があります。水を与えたとき、鉢皿に水が残らないよう、必ず捨てておきましょう。鉢底が長時間湿っていると、根が腐り、植物が枯れてしまうことがあります。
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