タネ
アサガオやヒマワリなど、粒が大きいタネが扱いやすい。今回はナスタチュームのタネを用意。
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植物をタネから育ててみませんか。小学校のころ、アサガオやヒマワリのタネをまいて、育てた思い出がある人もいることでしょう。思えばこの小さくて硬いタネから、みずみずしい芽が出て育ち、やがて花が咲くなんて、ちょっと不思議な感じがします。
小さくてダイナミックな植物のドラマを、身近に感じてみましょう。
タネ
アサガオやヒマワリなど、粒が大きいタネが扱いやすい。今回はナスタチュームのタネを用意。
用土
タネは清潔な土にまかないと、その後も健全に育ちません。市販のタネまき用の培養土なら安心です。
ポリポット
市販品もあるが、苗を買った時のポットを洗って再利用しても。
*ほか、鉢底ネット、ラベル、ジョウロ、手袋など。
ポリポットにタネをまけば、そのまましばらく育てることができるのでカンタンです。
ポリポットの底穴の上に、鉢底ネットを置きます。鉢底ネットを置くことで、
鉢内の土が流れ出たり、害虫が底穴から侵入するのを防ぎます。
あらかじめしっとりと湿らせておいたタネまき用培養土を、Process 1 のポットの
9分目ほど入れ、表面を軽く押して平らにしておきます。
Process 2 の表面に割ばしなどを使って、深さ5mmほどの穴を4カ所あけ、
そこにナスタチュームのタネを1粒つずいれます。
タネを入れた穴の周囲の土をつまむようにしてタネに土をかけ、軽く押さえて、
土をタネに密着させます。
ポリポットの底穴から流れ出てくるまで、ハス口をつけたジョウロで水をたっぷりかけます。
この後は?
ポリポットを日当たりのよい場所に置き、土の表面が乾いたら、再びポリポットの底穴から
流れ出て来るまで、たっぷり水やりします。じっくりと発芽を待ちましょう。
発芽したナスタチューム。手のひらのような双葉が開く。
ポリポットで成長中のナスタチュームの苗。よりよく成長させるために、肥料を与えましょう。
水で薄める液体肥料「花工場原液」なら、2000倍の希釈液を水やり代わりに施すことができ、手軽です。
1回に数種類のタネをまくとき、プラグトレイがとっても便利
ポリポットの場合と同じように、あらかじめ湿らせておいたタネまき用培養土を、
プラグトレイにしっかり詰めます。表面を軽く押さえて平らにしておきましょう。
割ばしなどを深さ1cmほどさし、1マスに1穴をあけておきます。
Process 1 穴に1粒ずつ、タネを落としていきます。
穴の周囲の土をタネにかぶせ、土をかぶせたところを軽く押さえます。
ポリポットの場合と同様に水をたっぷりかけて、日当たりのよい場所に置き、
土の表面が乾いたら水やりします。
発芽したところ。徐々に双葉が開きます。
本葉が2枚ほど出たら、プラグトレイの底穴に割ばしをさして土を取り出します。
ポリポットの場合と同様に、鉢底ネットを置いたポリポットに培養土を入れ、
その上の中央にProcess 6 の幼苗 を配します。
苗を動かさないようにし、周囲に培養土を足します。
苗の株元が土に埋もれすぎないように、高さを調整しましょう。
ポット上げ(植え替え)ができたところ。
ポット上げした苗には水をたっぷりかけて、日当たりのよい場所に置き、
土の表面が乾いたら水やりして育てます。
最終的に育てるプランターに直接まいて、間引きながら育てる
ヤグルマギクのタネ
底穴に鉢底ネットを敷いたプランターのなかに、ポリポットの場合と同じくあらかじめ湿らせておいたタネまき用培養土を入れ、表面を軽く押さえて平らにします。
棒を表面に押しつけて、10cmほど間隔をあけて2本の溝をつけます。
溝に1cm間隔で、タネを落としていきます。
溝の両脇の土をつまんで、タネに土をかけます。
タネにかけた土の上を軽く押さえて、タネに土を密着させます。
ハス口をつけたジョウロでたっぷり水を与え、日当たりのよい場所に置きます。
土の表面が乾いたら、同じように優しく水を与えましょう。
発芽したところ。ほとんどのタネが発芽し、双葉が開いたら間引きましょう。
間引かないと、株がひょろひょろに育ってしまいます。
ひとつおきを目安に、太く形のよい方を残して、引き抜いて間引きします。
間引いたら、苗の両脇の土をつまんで株元に寄せておきます。
こうするとしっかり育ちます。その後、ポリポットの場合と同じように液体肥料を施して、日なたで育てましょう。
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