育てた草花を使ってつくるリースは、季節ごとの宝物。輪になったリースには「永遠」の意味があるそう。だから、ドアやお部屋の壁のアクセントに飾るリースは、幸せの印です。そんなリースをバッグに添え、ハッピーを連れてお出かけなんていかが? お祝いの席にもぴったりですね。
オーストラリア原産のセリ科植物で、花や葉の質感からこの名があります。かつては冬にオーストラリアから切り花として輸入されていましたが、季節が逆になる日本での花期は夏。風通しのよい場所で過湿をさけて育てます。肥料は三要素のバランスのよいものを与えましょう。
セリ科らしい、パラソルのような花を咲かせます。草丈が1m近くにも伸び、スペースのある花壇では、さりげない背景として役立つでしょう。タネまきから育てる時は、発芽まで乾かさないように管理することが大切です。
草丈2m近くまで伸び、クリアなブルーの花は、ほかにはない印象。冷涼な気候を好むため、日本では栽培しにくかったのですが、近年では育てやすい品種が登場しました。根鉢を崩さず、ていねいに植えつけるのがポイント。背が伸びたら、支柱を添えましょう。
シワのある小さな葉がついた茎が、這うように伸びるグリーンです。丈夫で、日当たりから日陰でもよく育ちます。気根を出してへばりつくので、ブロックや石垣に這わせても。
*ほかアイビーやワイヤープランツなども利用できます。
Process 1
摘みとった花やグリーンは短く切りそろえ、切り口を水の中で切り直します。そのまま30分ほど水にさして水揚げをしっかりしておきます。
Process 2
好みの花を2~3本まとめて、切り口を覆うようにフローラルテープを引っ張りギュッと巻いて束ねます。花を長持ちさせたい場合は、この時、切り口を湿らせたコットンで巻いてからフローラルテープを巻きます。同様の方法で、ミニブーケを数個作っておきます。
Process 3
長さ20cmほどのつる状のグリーンを用意し、リースのベースにします。つるについた葉がまばらなところにProcess 2 のミニブーケを添え、フローラルテープをギュッと巻いて留めます。バランスのよい位置にミニブーケを留めましょう。
Process 4
アクセサリー用留め具の輪をラジオペンチを使ってずらし、端に近い位置のつるに通してから、留め具の輪を戻します。もう一方の留め具も、同様に取りつけます。つるの両端の留め具を使って、バッグの持ち手にリースを輪にして留めます。
リースのベースをリボンで作ってみると、より華やかな装いに。
フローラルテープで束ねたミニブーケを、リボンで結びながらつないでリースにします。
制作 Round*R www.round-r.com