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【カーネーション】5つのお手入れポイントを押さえて花を長く楽しもう
赤や黄色、ピンクやオレンジなど、様々な色合いの花がキレイなカーネーション。
江戸時代に日本に伝わって以来、生花や鉢花として多くの人に親しまれ、母の日にお母さんに贈られる花としても知られています。
カーネーションのキレイな花を長く楽しむには、コツを押さえてしっかりお手入れすることが重要です。
本記事では、カーネーションの花を長く楽しむために知っておきたいお手入れのコツを5つ、分かりやすくご紹介します。
コツ① 室内栽培はNG! 日当たりのよい場所に置くのが◎
カーネーションは、日陰が苦手で日当たりを好む草花です。
花が満開の状態であれば、室内の明るい場所に置くことで十分楽しむことができますが、ツボミがたくさん付いている状態のものを室内に置いて鑑賞し続けると、日照不足でせっかくのツボミが咲かずに終わってしまうことも。
また、日照不足が続くと、葉が黄色くなって株全体も弱ってきます。
株を健康に保ち、キレイな花を咲かせるために、屋外の日当たりのよい場所に出して、しっかりと日に当てるようにしましょう。
強い日差しに注意!
カーネーションは高温多湿に弱い植物なので、夏の強い日差しに当てると弱ってしまうこともあります。
夏場は直射日光が当たる場所を避け、なるべく風通しの良い半日蔭の場所に置くことがおすすめです。
コツ② 過湿はNG! 鉢土が乾いたタイミングでたっぷりの水を
カーネーションの鉢に水を与えるタイミングの目安は、土の表面が乾燥して、さらさらしてきた時。
鉢の底から水が流れ出るくらい、たっぷりと水を与えましょう。
根腐れに注意!
鉢カバーや受け皿に水が溜まったままにしておくと根腐れの原因となるため、鉢カバーや受け皿に水がある場合は、忘れずに捨てることも大切です。
なお、暑い時間帯に水やりをすると根が傷んでしまう恐れがあるので、朝早い時間帯もしくは夕方涼しくなってから、水やりをするといいでしょう。
コツ③ ツボミや花に水をかけるのはNG! 根元にそっとがポイント
カーネーションの花やツボミに水がついてしまうと、湿気からカビが発生し、さまざまな病気の原因となることがあります。
したがって、カーネーションに水やりをする際は、花やツボミに水がかからないよう、葉をよけて、株元にそっと水を与えるようにしましょう。
雨がかかる場所に鉢を置いている場合には、雨が降る前にカーネーションの鉢を軒下に移動させ、雨がかからないようにしてください。
コツ④ 開花中の肥料切れはNG! 適量の肥料を与えて
花を咲かせるためには、たくさんの養分が必要です。つまり、開花中のカーネーションに肥料切れは厳禁。
元肥で骨粉や油粕、固形の有機質肥料がたっぷりと与えられていれば、追肥は必要無いかもしれませんが、花の付きが悪いと感じたら、リン酸やカリウムが多めの肥料を与えましょう。
鉢植えの場合、1週間に1回程度、規定量の置き肥や液肥を水やりの際に追肥するのが目安となります。
窒素が多くなると花付きが悪くなるので、カーネーションの肥料は、リン酸の割合が多いものを選ぶようにしてください。
コツ⑤ 花がら放置はNG! 咲き終わった花は節の上でカット
カーネーションが咲き終わったら、花がらをカットするようにしましょう。もし、花がらをそのまま残していると、灰色カビ病が発生する恐れがあります。
灰色カビ病が発生すると、植物の茎葉がとけるように腐敗し、灰色のカビに覆われたのち、株全体が枯れてしまうことも。
また、花がらをカットすることで、新しい芽に養分が周り、花付きが良くなる効果も期待できます。
カーネーションが枯れてしまうのを防ぎ、花を長く楽しむためにも、咲き終わった花がらは忘れずに切り取ることが大切です。
花がらをカットする際の注意点
カットする位置は、花の下の葉(節の部分)の上。このとき、ほかの枝のツボミを傷つけたり、一緒に切ってしまうことがないよう、よく確認しながら1本1本カットしてください。
この時に使用したハサミには、病原菌が付着している恐れがあります。
病原菌が付着したハサミを使い続けると、ハサミについた病原菌が他の部分に付着してしまうこともあるため、花がらを切る際に使用したハサミは、その都度、しっかりと水洗いすることが大切です。
キレイな花を長く楽しむためにコツを押さえたお手入れを
花びらが幾重にも重なり、華やかなイメージのあるカーネーション。
コツを押さえたお手入れをすることで、少しでも長く楽しむことができます。
本記事で紹介したお手入れ方法を参考に、たくさんのキレイな花を咲かせてください。
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