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バラの育て方~7月は水やりとマルチングで酷暑を乗り切る環境作り~

梅雨の後半で、気温が上がりだす7月。
すでに夏バテ気味、という方も少なくないのではないでしょうか。

日本の夏の過酷さは、人だけでなく、バラにも多大なダメージを与えるもの。
暑さが増す時期を乗り越えるためには、日々の水やりや暑さ対策をしっかり行うことが大切です。

本記事では、7月のバラのお世話について、分かりやすくご紹介します。

●乾燥しないように水やりを

気温が上がる7月のお手入れで欠かせないのが、乾燥を防ぐためにしっかり水やりをすること。

水が多すぎると株が弱くなるため、水のやりすぎにも注意が必要ですが、水不足になると、葉が黄色に変色し、場合によっては枯れてしまうことも。

天気や土の状態を見ながら、水やりの量を調整することが大切です。
水やりを行う際は、日中の暑い時間帯を避け、朝もしくは夕方の涼しい時間帯に行ってください。


鉢植えのバラに水やりをする際のポイント

鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりとした量の水を、鉢全体にいきわたるように与えましょう。

毎回同じ方向からだけ水やりをしていると、水分がしっかりいきわたっている部分と乾燥している部分とができてしまいます。偏ることがないよう、注意してください。


地植えのバラに水やりをする際のポイント

土が乾いているときに、1日1回、株元から40〜50cmの範囲にかけて行いましょう。
土が湿っている場合は、水やりしなくても構いません。

●雨が降ったからといって油断大敵!

水やりは天気や土の状態を見て、と前述しましたが、雨が降った後はバラに水やりしなくていい…というわけではありません。

というのも、バラの葉が雨水を跳ね返してしまい、土中には水分が補給されていない場合も多いため。
土の表面が乾いている場合はもちろん、葉がしおれている場合にもたっぷりの水やりをするようにしてください。

鉢植えのバラならば、雨上がりに表土の湿り具合を見たり、鉢を手にもって重さを確認したりして、土中の水分が十分かどうか確認しましょう。

●追肥は控えめに

バラは「肥料食い」とも言われる植物ですが、気温が上がる7月の追肥は、特に必要ありません。

ただし、梅雨の長雨にさらされることで土の中の肥料分が流されてしまうこともあるため、鉢植えのバラは肥料切れにならないよう、様子を見ながら規定量の液肥を追肥しましょう。

ここで注意が必要なのが、肥料過多にならないようにすること。
肥料過多になると、根焼けしてしまいます。肥料を与えすぎることがないようにしてください。

もし、バラの葉が黄色く変色するなど、夏バテしている様子が見られたら、バラ用の活力剤を与えて株の回復を促すといいでしょう。

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●マルチングで暑さ対策と乾燥予防

マルチングとは、植物の株元を資材で覆うことです。

● 土中の水分蒸発を防ぐ
● 雑草の抑制
● 泥はねによる病気の予防

などの効果が期待できるとされています。


これに加え、暑さの厳しい時期のマルチングは、直射日光を遮ることで地温が上がるのを防ぐ効果も!

地温が高くなりすぎると、根への負担が増し、秋のバラの開花にも悪影響を及ぼしかねません。
夏の暑さからバラを守るため、ワラ、腐葉土、バークチップなどでマルチングをしましょう。 

暑さ対策には、マルチング以外に遮光ネットを利用するという方法もあります。

また、移動できる鉢植えは、鉢を二重にして鉢の部分に直射日光が当たるのを避けたり、日差しで葉焼けしてしまわないよう、日陰に移すのもおすすめです。

●病害虫にも注意して

7月に注意が必要な病害虫として挙げられるのが黒星病とハダニです。

黒星病

葉に黒い斑点ができて葉の色が黄色くなった後、落葉する、というもの。

進行すると葉が次々と落ちて光合成ができなくなり、最悪の場合はバラが枯れてしまうこともあります。
感染力がとても強いので、予防薬を散布して発生を防ぎましょう。

ハダニ

発生すると、葉の裏から養分を吸汁することで葉に白っぽい斑点が現れます。
葉の色が抜けると光合成ができなくなり、バラが枯れてしまうということに。

ハダニは高温で乾燥した環境を好むため、園芸用の霧吹きで葉の裏に水をたっぷり吹き付けることでハダニが葉を吸汁することを予防できます。

もしハダニが発生してしまったら、薬剤を散布して被害が拡大するのを防ぎましょう。

7月は過酷な夏を乗り切るための環境作りを

7月は、暑さ対策や病害虫の予防、乾燥対策などをしっかりすることで、バラにとっても過酷な夏を乗り切るための環境を整える月。

地植えの場合は、中耕をして土を柔らかくするのもおすすめです。

気温が上がる時期なので、バラのお世話をする際は熱中症に注意して、水やりや栄養補給を行ってください。

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