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【バラ】1月はバラの休眠期~春の開花に向けてやっておきたいお手入れ~
寒さの厳しい1月。
バラも落葉して枝だけの状態となっているため、「お手入れは要らないのでは?」と思う方も多いのではないでしょうか?
でも実は、バラの休眠期の1月は、春の開花に向けて植え替えや施肥、病害虫対策など、やっておきたいバラのお手入れが盛りだくさんです!
本記事では、休眠期のバラのお手入れについて、詳しく解説します。
まずは株の状態をチェック!
落葉して枝だけの状態になっているこの時期にやっておきたいのは株の状態のチェック。 株の状態を見分けるポイントは、「枝の色」と「根の詰まり具合」の2つ。それぞれどうやって見分けるのか、見ていきましょう
枝の色
バラの健康状態を見分けるポイントとなる枝の色。
「健康」だと判断できるのは、枝の色が「赤」の時です。
育てている品種によっては赤くならないものもありますが、枝の色が赤くなるのは、「アントシアニン」が豊富なため。
そのメカニズムは、気温が下がっていくにつれ、凍結防止のため、糖質を蓄えるというもの。冬越えの準備が出来ている、という合図になります。
枝の色が「緑」の場合も、比較的健康な状態にあるといえます。冬の間にたくさん日光に当たるようにすると、春の開花が期待できます。
枝の色が「黄」の場合は、健康状態に問題があることも。
日当たりが良くない、または、水はけが悪い、病害虫による被害がある、などの問題を抱えている可能性が高いです。問題点が何なのか、チェックしてみてください。
この状態の株は、春の開花をあきらめて、株の回復を優先するのも選択肢の1つです。
根の詰まり具合
株の健康状態を見分けるもう一つのポイントが、「根の詰まり具合」を確認すること。
土の表面から棒を差し込んだ時に、抵抗感なく棒が刺さるようであれば、根詰まりしておらず、株の健康状態も良好、と判断することができます。
もし、棒を刺したときにすんなりと刺さらない場合は、根詰まりしている可能性が。株の健康状態にも良くないので、ひとまわり大きめの鉢に植え替えをしていきましょう。
また、鉢の底から根っこが出ているときも、植え替えを。
株の状態に合わせて植え替えることで、より生育を促すことができます。
植え替えが必要な鉢バラはさっそく植え替えを
株の状態を確認し、植え替えが必要となったら、下記の手順でさっそく植え替えをしていきましょう。
①よく切れる清潔なハサミ(剪定鋏)を用意します。
②バラの株元を持って、鉢から根鉢を抜きます。
③根鉢の底から約5㎝のところで根鉢をカットし、表土のコケや雑草は、スコップではぐようにして除去。根鉢の側面は、2~3㎝程度、スコップなどでこそげ落とします。
④根鉢の表面の根を軽くほぐし、根が土から少し出るようにしたら、一回り大きい鉢に新しい培養土と元肥を入れて、植え付けます。
この時、植え付け後に与える水に活力剤を加えると、根張りを助けてくれます。
※バラの元肥には「マイローズばらの肥料」
※バラの活力剤の決定版「マイローズばらの活力液DX」
地植えのバラには寒肥を
冬に与える肥料のことを「寒肥」といいます。「寒肥」は地植えのバラにとって大切なもの。
1年の生育を左右するので、この時期に忘れずに施肥しましょう。
寒肥のやり方は、バラの枝先の真下にあたる場所を深さ30~40cmほど掘り、牛糞に油かすや過リン酸石灰、骨粉などの有機肥料を混ぜたものを入れて土を戻して完了です。
先手必勝で病害虫対策を
冬の間に注意が必要な病害虫は特にありませんが、春になって暖かくなると、多種多様な害虫がバラに襲いかかってきます。
害虫が発生してから対策をとるのは大変なので、冬の間に前もって予防策を講じておくのがおすすめです。
この時期に対応しておきたいのが、まずはカイガラムシの対策。
カイガラムシが発生すると、バラの樹液を吸い、新梢や新葉の生育を阻害し、スス病」の原因にもなります。
成虫になると駆除するのが難しくなるので、なるべく早めに駆除しておきましょう。
カイガラムシが好むのは、暗くて風通しが悪い環境。したがって、日当たりや風通しの良い場所に移すのも1つの方法です。
また、バラの大敵・黒星病も、冬に専用薬剤の散布をすることで、防除効果が高まります。
※カイガラムシには専用薬剤「カイガラムシエアゾール」
※黒星病の予防におすすめ!「GFベンレート水和剤」
休眠期のお手入れで春の開花を楽しもう
休眠期のお手入れの良し悪しは、バラの開花に大きく影響を及ぼします。
春にキレイな花を咲かせるためにも、適切なお手入れをして、真冬のバラを育ててくださいね。
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