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梅雨時期から梅雨明けのバラを健康に保つには~水やりとお手入れのコツをご紹介~

バラ(バラ科)にとって、雨が降り続く梅雨はハードなシーズン。湿度が高く、日照不足に陥りがちなこの時期。バラを美しく保つためには、適切なケアが必要です。

また、梅雨明けから一気に到来する本格的な夏も、無事に乗り越えるのが大変な季節。

本記事では、梅雨中から梅雨後にかけて留意しておきたい、バラの水やりのポイントをご紹介します。

●梅雨時期の水やりはバラを観察して適切に

雨が降り続く梅雨の時期には、水分の過剰摂取に加えて日照不足も起こりがち。その結果、バラの枝葉はひょろひょろと徒長しがちになってしまいます。

束の間の梅雨の合間の晴れ間には、真夏を思わせる直射日光が降り注ぎ、葉の水分をどんどん蒸発(蒸散)させてしまうことも。

そうなると、根からの吸水が間に合わず、あっという間に水分不足に。水分不足は、株が弱って生育不良になる原因になりかねません。

つまり、水分が多いのも不足するのも、バラの健康を害してしまう一因に。梅雨時期はバラをよく観察して、適切な水分管理をすることが大切です。

梅雨時期の水やりのタイミングとコツは、「朝早い時間に」「土の表面が乾いたとき」「葉に水が当たらないように」与えること。

地植えの場合
雨水で十分なことが多いため、追加で水やりをする必要はほとんどありません。
ただし、空梅雨で乾燥した日が続き、土の表面が乾いているときは水やりをするようにしましょう。

鉢植えの場合
鉢土に指を差し込んでみて、土の状態を確かめてみましょう。表土や表土から数センチ下の土が乾いていたら、鉢底穴からあふれるまでたっぷりと水やりをしてください。

水はけが悪いと根腐れしてしまう恐れがあるため、根鉢が詰まっていないか、水はけは良いかどうかも確認を。

●梅雨明け後は「乾燥」に注意

梅雨時期には水分や養分をたっぷり貯めこんでいるバラ。

梅雨が明けると一気に夏本番! 強い日差しにさらされることで加湿から一転し、「乾燥」へ気を配りたいシーズンに突入です。

水分が不足すると、葉が変色して落ちたり枯れてしまうことも。毎朝、早めの時間に水やりをするようにしましょう。

 

地植えの場合
土の表面が乾いているなど、水分不足の兆候が見えたら株まわりにたっぷりと水やりを。

ただし、梅雨明け早々や雨の後にしおれているときは、株が弱っている可能性もあります。そのときはいったん水やりを控え、自然に株が回復するのを待つといいでしょう。

鉢植えの場合
土が乾きやすいので毎朝の水やりを習慣に。
いつも同じ方向から水やりをしていると、水がいきわたらない部分が出てくることも。水やりはまんべんなく行いましょう。

●マルチングで乾燥の予防と雑草防止を

梅雨が明けて気温が高くなる時期におすすめのお世話は、わらや市販のマルチング材などで株元を覆うこと。

水分が蒸発するスピードが緩やかになることで、土が乾燥するのを防ぎます。また、直射日光が当たることによる土中の温度上昇を緩和できるので、根へのダメージを和らげる効果も。

さらに、梅雨明けといえば雑草が伸びやすい時期。こちらもマルチングをすることで、雑草が伸びるのを防止する効果も期待できます。

マルチングに加えてやっておきたいお世話は「中耕」。

梅雨の長雨で、土がカチカチに固まってしまうことが多々あります。土が固まってしまうと、水がなかなかしみこまなくなることも。

この状態を改善するためには、バラの根を傷めないように株元の土を園芸用フォークなどで軽くほぐす中耕を行ってください。中耕をすることによって、水はけや通気性が良くなり、土の状態を良好に保つことができます。

●病害虫の発生にも要注意

梅雨時期から梅雨明けに気を付けたい病害虫は、黒星病とハダニの発生です。


黒星病
糸状菌(カビ)によって葉に黒い斑点が現れる病気。
発生したまま放置すると、葉が黄色く変色して落葉してしまいます。その結果、光合成が出来なくなり株や根の成長に影響を与えます。

発生したら早めに葉を摘み取り、株に薬剤を散布することが大切です。


ハダニ
高温で乾燥している時期を好む害虫なので、梅雨明け直後は特に注意が必要です。
バラについて吸汁するため、ハダニが寄生してしまったときには、葉が変色したり黄色い斑点ができ、最終的には葉が枯れてしまうことも。

ハダニは体長が小さく、肉眼でぎりぎり確認することができる大きさのため、気付いたときには大量に発生した後、ということも。葉の裏に薄い蜘蛛の巣が出来たり、斑点が出始めたら要チェックです。

発生してしまったら、葉裏にシャワーで水をかけて洗い落としましょう。洗い落とした後、水滴が落ちて葉裏が乾いたら薬剤の散布を。

茂った葉を取って風通しを良くしておくことも、ハダニの発生防止に効果的です。

バラ(ハイブリッド・ティー)の育て方はこちら  

時期に合わせた水分管理を

梅雨時期から梅雨明けにかけては、水分管理や暑さ対策が重要です。
状況に応じて適切にお手入れすることで、梅雨から梅雨明けにかけてのダメージよりバラを守ることができます。

季節の変化とともに発生する病害虫にも気を配りながら、バラの株を健康に保てるようお手入れしてみてください。

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