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知っておきたい園芸情報 - 園芸知っトク情報新生活の贈り物に適した観葉植物~育て方やお手入れ方法~

家族や友人が引越しをして新生活を始めたら、お祝いに観葉植物を贈ってはいかがでしょう。観葉植物は贈ったあとも長く楽しめるアイテムで、インテリア性が高く、育てやすい品種もあります。

本記事では、観葉植物の育て方やお手入れ・植え替え方法のほか、引越しの贈り物に適した観葉植物をご紹介します。

目次

観葉植物の育て方

まず、観葉植物を育てる際の基本的なポイントを紹介します。

◇水やり

土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいまで水をやります。土のなかにたまった老廃物を、水とともに押し出す働きがあるからです。

ただし、受け皿や鉢内のインナーポットには水をためないようにしましょう。土が常に湿っていると、根が腐る可能性があるからです。

◇日当たり・置き場所の確保

植物が光合成を行なうには日光が必要なため、日当たりの良い窓辺などを置き場所にしましょう。ただし、夏の直射日光は観葉植物には強すぎて、葉焼けするケースがあります。そのため、夏場はレースのカーテン越し程度の日光が理想です。

また、日当たりの良い場所がないときは、蛍光灯や植物育成用のLEDライトなどで光を補いましょう。

◇室温・換気の管理

観葉植物にとっての理想の室温は、15~28度です。風通しが悪いと土が乾きにくくなり根腐れのリスクが高くなることから、風通しの良い場所で適度な換気も大切です。

また、夏は熱気によって枯れてしまう場合があるため、直射日光の当たらない場所に置きます。冬は寒さがストレスになり葉が落ちたり枯れたりするため、隙間風の入らない暖かく明るい場所に置くことをおすすめします。

観葉植物のお手入れ方法

観葉植物の肥料や剪定、植え替えのポイントを紹介します。

◇肥料

観葉植物への肥料は、真夏を除いた5~9月に与えるのが効果的です。水に混ぜて希釈するタイプの液体肥料を使う場合は、水やりの際に薄めて1ヵ月程度与えましょう。

緩効性肥料の場合は、植え付けの際に元肥として混ぜ込むほか、2ヵ月に1回のペースで土の表面に振りかけたりします。追肥には、「MY PLANTS 長く丈夫に育てるタブレット」がおすすめです。鉢に置くだけで約4ヵ月間肥料効果が持続します。

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◇剪定

剪定をしないと、枝がふぞろいに伸びがちです。不要な枝を剪定することで、風通しが良くなるほか、残った枝に栄養が行きわたり株全体を活気付ける働きがあります。

また、ほぼすべての葉を切り落とす「強剪定」は、株が完全に弱ったときや、冬越し前に体力をつけたいときに行ないます。

◇植え替え

観葉植物は、2~3年に1回程度植え替えをしたほうが良いといわれています。例えば、水が土に染みこみにくいときは、土が古く水はけが悪くなっていたり、根詰まりを起こしていたりする可能性があります。

また、葉が変色したり枯れたりしているときは、土の養分が足りていないことなどが原因で、これらの改善には植え替えが効果的です。ただし、品種や株の状態によって異なる場合があるため注意が必要です。

植え替えは気温が15~30度の時期に行ないます。30度を超えると暑さで根が腐りやすいため注意しましょう。

観葉植物の植え替え方法

ここでは、植え替える際の道具や具体的な手順を紹介します。

◇必要な道具

植え替えには、以下の道具が必要です。

【植え替えに必要な道具】

道具 ポイント
新しい鉢 元の鉢より一回り大きいサイズを選ぶ。大きすぎると根腐れを起こしやすくなるため注意。
シート 土の飛び散りを防ぐ。
培養土 排水性・保水性に優れた観葉植物用がおすすめ。
肥料 培養土に肥料が入っていない場合は、成分がゆっくり溶け出す「元肥」を使用する。
土入れ 土入れがなければハンドシャベルでも良い。
はさみ 古い葉や根を取り除くときに使用。消毒した清潔なものを使う。

◇1週間ほど水やりを控えて土を乾燥させる

観葉植物を植え替える前は、1週間ほど水やりを控えて土を乾燥させます。土が湿っていると、鉢から根鉢(根と土が一体になっている部分)を取り出しにくいほか、土が重くなり根が切れやすくなるためです。

◇植物を取り出し、不要な根や土を取り除く

次に元の鉢から株を取り出します。抜けにくいときは鉢と根鉢の間を手でほぐしてみましょう。それでも抜けないときは、ゴム製などやわらかい素材のハンマーを使います。鉢の底や周りを軽くたたいて振動を与えると抜けやすくなります。

株が抜けたら根鉢の1/3くらいを崩して、からみ合った根をほぐしましょう。枯れた根や長すぎる根ははさみで切り落とします。このときに、土が全部落ちると株が弱る可能性があるため、細い根を多めに残すように切ることがポイントです。

◇一回り大きい鉢に、鉢底ネットと軽石や肥料を入れる

新しい鉢は、根が生長するスペースが必要なため、元の鉢より一回り大きなものを選びます。鉢には鉢底ネ ットと軽石を入れましょう。軽石は目詰まりを防ぎ、排水性や通気性を良くします。また、軽石が落ちないよう鉢底ネットも必要です。

古い土を捨て、軽石が見えなくなるくらいまで新しい土をかけます。その上に植物を置いて植物の高さを調整しながら土を少しずつ入れていきます。土がある程度入ったら、細い棒や割り箸などを使って、隙間に土を押し込みましょう。

◇植え替え後の管理

植え替えが終わったら、土と根を定着させるために、鉢底から水が抜けるくらい水やりをします。最初は茶色い水が流れ出ますが、これは余分な細かい土などです。透明になるまで水を与えましょう。水やりの際は、「X-ENERGY(エックスエナジー)」の併用がおすすめです。水で薄めて使うタイプの活力液で、ストレスに強い植物を育てます。

植え替え後、しばらくは直射日光に当てないよう、1週間ほどは半日陰で管理するとよいでしょう。また、消耗した体力を回復するのにもX-ENERGYは有効です。

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新生活の贈り物に適した観葉植物3選

家族や友人への新生活のお祝いに、観葉植物を贈ってみてはいかがでしょう。ここでは、新生活の贈り物におすすめの観葉植物を3種類紹介します。

◇パキラ

パキラは幹の上にきれいに広がる葉がおしゃれな植物です。病気になりにくく長持ちしやすいため初心者にも向いています。

パキラは「money tree」とも呼ばれており、幸運や富を招く植物とされています。新生活のお祝いにおすすめです。

◇モンステラ・デリシオーサ

モンステラ・デリシオーサは切れ込みが入った色の濃い美しい葉が個性的で、おしゃれな家具や雑貨とも相性の良い植物です。

ハワイでは「希望の光を導く」植物とされており、新居祝いなど新たな門出を祝う際にぴったりでしょう。

◇ストレリチア・オーガスタ

ストレリチア・オーガスタは、存在感のあるトロピカルな葉をもちます。リゾート感のある、おしゃれな絵のような植物です。

ストレリチア・オーガスタの花言葉は、「輝かしい未来」「温かい心」です。家族の集まるリビングに置くことで、みんなの気が整えられ、家族運を高めてくれるでしょう。

まとめ

観葉植物を育てるには、置き場所や室温管理などのポイントを押さえておく必要があります。また、生長にしたがって植え替えも必要です。植え替えは植物にストレスがかかるため、よく手順を確認して失敗しないようにしましょう。

春は、新生活が始まる季節です。引越しをする家族や友人がいる方は、この機会に観葉植物をプレゼントとして贈ってみてはいかがでしょうか。

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