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知っておきたい園芸情報 - 園芸知っトク情報残暑で植物がバテる原因や対策は?X-ENERGYを使用した育て方も解説

近年、気候変動などの影響から秋になっても厳しい残暑が続き、人間だけでなく植物も夏バテを起こしやすくなっています。暑さで植物がバテてしまうと、その後の生育が悪くなる可能性があるため、植物を守るための対策が必要です。

本記事では、残暑で植物がバテる原因や対策方法、バイオスティミュラント活力液「X-ENERGY(エックスエナジー)」の活用方法などを解説します。

目次

残暑で植物が夏バテするとどうなる?

残暑は植物にとっても過酷な環境で、人間と同様に夏バテを起こします。植物が夏バテを起こすと、光合成の速度が減り呼吸が増えることで生育が妨げられてしまいます。

特に、涼しい気候を好むヨーロッパ原産の植物などは、日本の高温多湿な気候が得意ではありません。残暑が厳しいなかでの植物の管理は難しいものですが、暑さを乗り切れば、その後の生育が良くなるでしょう。

植物が残暑でバテる原因

植物が残暑でバテる原因は、おもに高温と直射日光です。ここでは、それぞれを詳しく解説します。 

◇高温

植物は気温が30度を超えると弱りはじめ、病害虫にも侵されやすくなります。特に、鉢植えは土の量が少なく、温度が上がりやすいので注意が必要です。

また、通常、植物は夜間に休みますが、熱帯夜が続くと十分に休むことができず生育が悪くなります。

◇直射日光

日光は植物が光合成をするうえで欠かせないものですが、過度に日光が当たると葉焼けや幹焼けが起こります。葉焼けや幹焼けは、葉や幹が強い日差しに長時間さらされて、その部分の組織が枯れることです。

特に、林床(りんしょう)で育つ山野草は強い日差しが苦手なため、注意が必要です。

残暑から植物を守るポイント

残暑から植物を守るためには、どのような工夫をすれば良いのでしょうか。ここでは、残暑から植物を守るポイントを紹介します。

◇温度を下げる

前述したように、高温は植物がバテる原因となるため、まずは温度を下げることが大切です。葉水や打ち水を行なうと、気化熱を利用して温度を下げられます。地植えの場合は、表土をバークチップなどで覆い、土の温度が上がりすぎないようにしましょう。

鉢植えの場合は、コンクリートやアスファルトの上に直接鉢を置くと、地熱が伝わりやすくなります。すのこなどを敷いて、コンクリートと鉢の間に隙間を作るとよいでしょう。

また、温度上昇を防ぐには鉢をさらに大きな鉢に入れた二重鉢にする方法が効果的です。二重鉢の隙間には土や軽石などを入れます。水やりの際は、隙間部分にもたっぷりと水を与えると、気化熱で温度上昇を防げます。

ほかにも、ベランダで植物を育てている場合は、室外機の熱風が当たらないよう距離を離して植物を置くようにしましょう。

◇強い日差しを防ぐ

強い日差しを防ぐには、よしずや遮光ネットが有効です。遮光ネットを使う場合は、遮光率50%程度の寒冷紗がおすすめです。

鉢植えの場合は、午前中だけ日が当たる場所に移動することで午後の西日を防げます。また、庭木などがあれば、木の下に鉢植えを吊るすと日差しを避けることができます。

◇風通しを良くする

風通しが悪いと、空気がこもって湿度が上がり、根が腐ったり病害虫に侵されやすくなったりします。枯れ葉や花がら、雑草などをこまめに取り除いて、風通しを良くすることが大切です。

葉が茂りすぎている場合は、伸びた枝や茎を途中まで切り詰める「切り戻し」を行ないましょう。切り戻しをすると無駄な呼吸が減り、同時に光合成の効率も上がります。

ただし、切り戻しで一気に小さくしてしまうと枯れることがあるため、切り詰める量には注意が必要です。

◇水やりを朝夕2回する

残暑が厳しい日は、水やりを朝夕2回行ないましょう。朝の水やりは、気温が高くない早めの時間帯がおすすめです。夕方の水やりは、夜間の土の温度を下げるために効果的です。

反対に、昼間に水やりをすると水の温度がすぐに上がってしまいます。植物の根を傷めるほか蒸れて病害虫が発生しやすくなるため、昼間の水やりはしないようにしましょう。

◇バランスの良い肥料を与える

植物が成長するには、窒素・リン・カリウムのバランスが良い肥料を与えることが重要です。

夏に使う肥料は、固形肥料よりも液体肥料がよいでしょう。固形肥料は温度が高いと溶けやすく、緩効性の意味をなさなくなるため、使用する場合は量を少なめにして与えてください。また、油かすなどの窒素分が多い肥料は、与えすぎると夏バテしやすくなるため注意が必要です。

さらに、ミネラルなどを補給すればストレス耐性を高められるため、X-ENERGYなどの植物を元気にする活力液もおすすめです。

「X-ENERGY(エックスエナジー)」の詳しい商品情報はこちら>>

X-ENERGYで残暑に負けない植物に!

X-ENERGYは、バイオスティミュラント成分と活力成分によって、植物の健康をサポートする活力液です。酷暑などの環境ストレスにも打ち勝てるよう、植物の生きる力を刺激して覚醒させます。

◇バイオスティミュラントとは

バイオスティミュラントは植物自身だけでなく、その周辺環境を整え、環境によるダメージを軽減して植物の品質向上を補助するものです。近年の気候変動による高温障害や、干害などによる品質低下を解決する手段として期待されています。

◇X-ENERGYの6つの効果

X-ENERGYには6つの効果があります。

●    生育アップ:芽出し、根の張り、肥料吸収、花数、実数がアップ
●    ストレスケア:夏の暑さや冬の寒さ、植え替えのストレス、日照不足に強くなる
●    スタミナキープ:花の咲き疲れ、実の成り疲れを防ぐ
●    元気回復:夏の暑さなどで弱った植物の回復を早める
●    ミネラル補給:カルシウムなど不足しがちなミネラルを補給して生理障害を予防する
●    土質改善:微生物の多様化・活性化を促進する

X-ENERGYを継続して使えば、植物をいつも元気に保てるでしょう。

◇X-ENERGYの5つのパワー成分

X-ENERGYの6つの効果は、5つのパワー成分から生み出されています。

●    ビール酵母抽出物(バイオスティミュラント成分)※:植物に刺激を与えて根を活性化し、栄養吸収効果を高める
●    酢酸カルシウム※:細胞壁の結びつきを強めて耐寒性を向上させる
●    アミノ酸※:植物の生育を促進し、日照不足や低温時の生育を改善する
●    マルチミネラル(活力成分):各種ミネラルにより生理機能を維持し、健全な生育を助ける
●    ビタミンB群(活力成分):悪環境下での生育を改善する

なお、これらは食品製造時に生まれる副産物を利用しています。

◇X-ENERGYの使い方

X-ENERGYは週1回のペースで与え、植物の生育状態に応じて100~1000倍に希釈して使用します。

例えば、野菜や果樹、草花などは、植え付け時に1000倍、生育期に100倍です。なお、肥料は別途与える必要があるため、液体肥料を与える際にX-ENERGYを混ぜるとよいでしょう。

使用量は、水やり後に地植えであれば希釈したものを1平方メートル当たり1~2リットル、鉢植えであれば土1リットル当たり100ミリリットルを目安に与えます。

葉面に散布する際は200倍に希釈して使用します。
高温や乾燥しているときを避け、花弁にかからないようにしてください。

まとめ

最近は秋になっても厳しい残暑が続いており、植物も夏バテを起こしています。暑さから植物を守るためには、高温・直射日光対策のほか、風通しを良くしたりバランスの良い肥料を与えたりすることが大切です。

X-ENERGYは5つのパワー成分により、スタミナキープや元気回復といった6つの効果が期待できるため、残暑対策にもピッタリです。

X-ENERGYについて詳しく知りたいという方は、ぜひ以下のブランドサイトをご覧ください。

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