2021年5月21日配信号 vol.102
夏野菜とバラの管理が本格化！
『HTMLメールが表示できない場合はこちらから↓』
https://www.sc-engei.co.jp/mm_bk/102_20210521.html
多くの野菜で、タネまきや植えつけに忙しい5月。今年はどんな苗を植え付けましたか？寒さまたは暑さに弱い苗・強い苗があるので、植え付け後の管理も怠りなく！
そして、これから迎える地域も多い「梅雨入り」。梅雨対策や夏越しのコツなど予習も忘れずにチェックしてみてくださいね！
■◎ ホームページのおすすめコンテンツ紹介 ◎■
★☆感動のバラ映画
「ローズメイカー 奇跡のバラ」にマイローズが協賛☆★
住友化学園芸「マイローズ」はバラ映画の感動作『ローズメイカー 奇跡のバラ』に協賛しています。5月28日（金）（緊急事態宣言下の地域はその解除後）全国公開です。※各劇場の状況および上映スケジュールは「劇場情報」をご覧ください。
★☆今年もやります！
みんなでつくるマイローズコレクション2021！☆★
毎年好評のバラ写真投稿コンテンツ「みんなでつくるマイローズコレクション」2021年の募集がはじまります。ご家庭で愛情込めて咲かせたバラの写真を、ホームページからどんどん投稿してください！ 品種が異なるバラであれば、おひとりさま何回でも投稿いただけます。
詳しくはコチラ↓
★☆ガーデンドクターAI☆★
ガーデニングをしていて植物の様子がおかしい、でも原因がわからない…虫or病気？などと困った事がありませんか？
そんな時は新コンテンツ「ガーデンドクター(R)AI(アイ)」をご活用ください！
スマートフォン、デジタルカメラなどで撮影した植物の写真をアップロードすると、AIが自動で虫なのか病気なのかを判定・診断して、原因と有効薬剤までナビゲートしてくれます。
電話で相談する時間がとれない時、少し気になるから自分で調べてみたい時など、webで気軽に解決！園芸ライフをもっと便利にしてくれるコンテンツ、ぜひご活用ください！
◆◇ガーデニングコラム 「今日もみちくさ」 その97◇◆
106日目の夜に
5月の大型連休から2週間が過ぎて、不安定ながらも日常がすっかり戻ってきました。ところでみなさんは今年、どんな野菜苗を入手しましたか？ 野菜たちはぐんぐんよりよく育っていますか？
◆ 八十八夜から2週間
5月の大型連休のおおよそど真ん中が八十八夜。「八十八夜」とは立春から数えて88日目のことで、「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の泣き霜」という言葉があるように、この日を境にして遅霜もなくなるということを意味しています。
つまりこの時期になれば低温に弱い野菜も、安心して菜園に植えつけできるということ。先人の編み出した言葉には、ちゃんと意味があるということに改めて感心するのと同時に、だから5月の大型連休は野菜の植えつけシーズンに適しているんだと納得がいきます。そしてそれに備えて、どこの園芸店やホームセンターでも野菜苗が勢ぞろいするわけです。
さて、そこで悩ましいのは、野菜の栽培場所。多くの野菜は日当たりと風通しのよい場所を好みますから、主役級のトマト、ナス、キュウリの御三家が、とっくに特等席に鎮座しています。ゴーヤーは夏の強光線を遮る緑のカーテンに利用されるぐらい太陽と仲良し。もっと多種多様な野菜を育ててみたいけれど、どこに植えたらよいだろう？
コンテナを置いたらいいだろう？
もう適切な場所は空きがない、さぁ困った！
なんてお悩みをよく耳にします。
日が長い季節だから、建物の陰にさえならなければ、北東向きの場所でも午前中いっぱいは日照を得ることができるでしょう。そうした場所ならなんとか、日照要求が強い果菜類も栽培できます。でも朝、もしくは夕方の数時間しか日が当たらない場所であれば、果菜類の栽培はやや困難かもしれません。風通しを確保できれば、実は暑さが苦手なキュウリなら作れそう。また葉菜類に特化したリーフ菜園ができそうです。
◆ 日陰もエディブルガーデンに
さらに日照に乏しい場所。そんな場所は空いたままにしておくしかないのでしょうか。拙宅にも塀際はどうにも日がささず、反射光でどうにかなっているように見えます。そんな場所で育つ植物はハランやへデラ（アイビー）ほか、限られたものだけに思えます。
でもきっとそんな日陰の場所でも野菜を育てたい方もいらっしゃるでしょう。環境によっては、日陰しか栽培スペースがないという方もいらっしゃるかもしれません。
私がお気に入りのみちくさルートにフキが茂る場所がいくつかあり、この春もフキノトウが蕾をつけていました。そのなかに住宅密集地の暗い隙間のような場所もあり、フキの葉だけの時期ならむしろ、その存在を見過ごしてしまいそうです。日陰でも育つのなら、ワラビ、ゼンマイ、コゴミ（クサソテツ）などのシダ類の山菜も栽培できるのでは？ 夏に楽しむ華やかな野菜とはまったく違うカテゴリーだけれども、空いている場所を有効活用するのであれば、トライしてみる価値はありそうです。
さっそくみちくさついでに園芸店で探してみると、果菜類の苗に隠れてひっそりといくつか山菜の苗が市販されていました。葉は当然ながら、シダ類のそれ。庭のすみっこの造形的なリーフとしても存在感が出せそうです。
とはいえ今はまだ、春は終わりかけなばかり。山菜のポット苗を見かけてすでに来春の収穫に向けて気持ちが動いただなんて、いくらなんでも季節の先の先を見過ぎかも!? 立春から106日目の夜は、そんな未来への思いで暮れていきます。
