2017年11月10日配信号 vol.66【師走までひとがんばり!】

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苗やタネを秋に植えつけるときは、元肥づかいがポイント。寒い季節の苗を丈夫に育てるとともに、温かくなったときにすぐに吸収できるようにスタンバイする役割も果たすため、効きめが長い肥料が便利です。でも、地温が低い時季に土に溶けだした肥料成分は植物に吸収されにくいため、ムダになるのでは?と心配な気も。そこでおすすめなのが高度なコーティング技術「リリースコントロールテクノロジー」を用いた肥料「マイガーデンシリーズ」。環境温度の寒暖に反応して、植物の生育タイミングに合わせて成分が溶け出す量をセルフコントロールする画期的な肥料です。マイガーデン元肥用は一年間効きめが続くので肥料管理の手間がいらずとっても簡単、秋冬園芸の味方です。

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★☆じっくり長期間かけて育てるたまねぎ☆★

今月の注目野菜は「たまねぎ」。11~12月に苗を植え付けて、翌年の初夏頃に収穫をする、じっくり長期間かけて育てる野菜です。栽培中の華やかさはありませんが、エンピツほどの苗が時間をかけてずっしりと育つので、待った分収穫時の手ごたえは格別。収穫直後の新たまねぎが食卓へ直行できるのは自家製ならではのぜいたくです。株間もそれほど必要ないので、ベランダでもコンパクトに育てられます。ぜひお試しください。

 
 

 ◆◇ガーデニングコラム 「今日もみちくさ」 その61◇◆
青い花への想い

 秋のガーデニングシーズンは、さまざまな植物のタネまき適期でもあります。私は今春に見学した公園の花壇で、チューリップの足元をふんわり覆っていたワスレナグサに一目惚れ。今秋は必ずタネまきして育てるぞ! と思っていたのに、天候不順により、10月のタネまきのチャンスを逃してしまいました。ワスレナグサのパステルブルーは、はかなげで美しく、健気な名前との相乗効果もあって、長年のファンもたくさんいらっしゃいます。
 そんなわけで今月のみちくさは、ワスレナグサの色、ブルーの花についてめぐります。

 

◆ 青い花に、なぜか心惹かれて


 私は、持ちものや服などにあえてブルーを選ぶことはあまりないのですが、花だとやはり、ブルーに惹かれることがあります。イングリッシュガーデンブームのときのデルフィニウムやニゲラ、ヤグルマギクなど、ガーデンにブルーの花というのは、ひとつの憧れでもありました。蒸し暑い日本で春夏の花壇には目にも涼しげで爽やかな色を、とブルー系が人気な理由もあります。

 しかし、青い花を用いようと思っても、季節的、管理的、もしくはデザイン的に、ぴったりするものが見つからなかったりしませんか。被子植物が28万種あるうち、青い花は1割に満たないというデータがあるそうですが、それぐらい少ないと思っていても間違いないようです。そのせいで青い花は、より一層、憧れの花という意味合いを強くします。特に、バラ、キク、ユリ、チューリップなどのポピュラーな花に青花がないことも、その気持ちをいっそう駆り立てるのでしょう。「青いバラは不可能の代名詞」といわれますが、これはバラが青い色素を持たないことに因んでいます。

 

◆ 不可能を可能に


 しかし、憧れが強ければ強いほど、不可能だといわれればいわれるほど、何とか実現したいと思うのが私たち人類たるところ。
 たとえば、バラ。古くから青いバラの育種は熱心に行われてきました。現代バラにその転機が訪れたのは、1957年の「スターリング・シルバー」「ブルームーン」の発表でしょう。もちろん日本の育種家たちも、後年「ブルーヘブン」(2002年、河本バラ園)「青龍」(2002年、小林森治氏)といった品種を発表しています。

 こうした青いバラ実現への熱意は遺伝子組換え技術にもおよび、日本の企業、サントリーフラワーズと、オーストラリアの企業の共同研究開発によって2009年に「アプローズ」という青いバラが切り花として発売されました。
 遺伝子組換え技術による青い花の実現は、1997年にカーネーションの切り花、「ムーンダスト」が最初で、今夏には青いキクができたというニュースが流れました。これらバラ、カーネーション、キクは元来青い色素を持たないため、ほかの花から色素を取り込む遺伝子組換え技術によって生まれました。

 切り花の世界では、どんどん進化する青い花。鉢ものとしては2013年に、千葉大学植物細胞工学研究室の三位教授が遺伝子組換えによって青いコチョウランを発表しています。しかし、これは一般流通はしておらず、イベントの展示などで見ることができるだけです。
 では、バイオテクノロジーによって生まれた青い花で、私たちが入手して楽しむことができるものは存在しないのでしょうか。じつは、あるんです。

 それは、今のシーズンにぴったりの花、シクラメン。こちらも前出のサントリーフラワーズが開発に関わっており、2011年に発売された「セレナーディアシリーズ」は、毎シーズン流通しています。
 こちらは、ほかの花から青い色素を取り込む遺伝子組換え技術によって生まれたバラ、カーネーション、キク、そしてコチョウランなどとは、また違う技術を用いて生まれました。青い花実現の技術は、遺伝子組換え技術だけによるものではないということに、今後のさらなる青い花の登場が期待できます。

 今秋、その青いシクラメンに、いっそう青い色を極める新ブランド「CCYT」が登場しました。すっきりとした剣弁の「江戸ノ青」、かわいらしい丸弁の「瑠璃玉」、シルバーリーフの「月下」、チョウが舞うような花姿の「胡蝶」、白と青の「冬化粧」の5品種で、和風なネーミングにも心惹かれる「現在最も青いシクラメン」といえそうです。

 このように私たちは、どこまでも青い花を追求してやみません。また、青い花の歴史に新たな一石が投じられるできごとが、日本の鉢もの生産を黎明期から支えてきたシクラメンだったということは、この秋の、ちょっと喜ばしい個人的なニュースでもあったのです。

PROFILE

 

ウチダトモコ [プロフィール]

園芸ライター、グリーンアドバイザー、江戸東京野菜コンシェルジュ。
ガーデニングに関わるあれこれを、雑誌やウェブなどで提案および取材執筆活動中。

 
 

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庭木・ばらのカイガラムシ退治に!

カイガラムシエアゾール

 

さまざまな庭木やばらのカイガラムシを、2つの成分で効果的に退治します。成分が枝に浸透して殺虫効果が約1カ月持続(ルビーロウムシ 夏期孵化幼虫)するので、散布後に発生した害虫も退治します。
夏期だけでなく冬期の越冬成虫にも効果があります。
ジェット噴射で高いところまで薬剤が届きます。

 

有機農産物栽培に!天然成分の殺虫水和剤

STゼンターリ顆粒水和剤

 

野菜類・果樹類・いも類・豆類に収穫前日まで使用できます。
天然成分を使用し、環境への影響も少なく、有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能です。
自然界にいる天然微生物(B.t.菌)が作る有効成分が、アオムシ、ヨトウムシ、ハマキムシなどチョウ目害虫に効果をあらわします。
特に従来のBT剤で効果が低かったヨトウムシや、他の殺虫剤に抵抗性のついたコナガに高い効果を発揮します。
顆粒水和剤のため、粉立ちがなく水に溶けやすく扱いやすいです。
散布後、害虫が退治されるまでは時間を要しますが、食害は直ちに止まるため被害防止に役立ちます。効果はハスモンヨトウ(無降雨条件)で約1~2週間持続します。

 

野菜・果樹・花の害虫に

ベニカ水溶剤

 

野菜・果樹・花など幅広い植物に使用できます。野菜のトマト、きゅうり、なすをはじめ、果樹では、うめ、かんきつ、ブルーベリーまで幅広く使えます。
有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続する(アブラムシで約1カ月)すぐれた浸透移行性殺虫剤です。
また、有効成分は葉の表から裏に移行しますので葉裏に隠れている害虫など直接殺虫剤がかかりにくいところにいる害虫も効果的に退治します。
植物の汁を吸う害虫(アブラムシ、コナジラミ、カイガラムシ、カメムシ等)はもとより、葉を食害する害虫(ケムシ等)や甲虫類(カミキリムシ、コガネムシ等)にも優れた防除効果を現します。
新しい作用性をもつ成分が、従来の薬剤に抵抗性を持った害虫にも高い効果を発揮します。顆粒水溶剤のため、粉立ちが少なく水に溶けやすく扱いやすいです。

 

花・樹木と野菜・果樹の病気に

GFベンレート水和剤

 

ばらの黒星病、うどんこ病に優れた効果があります。浸透移行作用により病原菌の侵入を防ぐ予防効果と、侵入した病原菌を退治する治療効果を兼ね備え、病原菌の細胞分裂を阻害して防除します。特に黒星病には早春の萌芽前から散布することで防除効果が高まります。

 
ダニセーブ写真

空間のウイルスをすばやく除去!

ウィルナックスミスト 220ml(NEW)

 

ミクロの霧で空間のウイルスを99.9%除去し、気になる空気を素早くリセットするミストタイプのウイルス対策剤。お子様の勉強机のまわり、ベッドのまわり、トイレ・洗面台のまわり、玄関など家族の共用スペースに!

 
ウィルナックススプレーマスク用写真

ウィルナックススプレーマスク用

 

お出かけ前に!新習慣、マスク用ウイルス対策剤。
マスクにスプレーするだけで、マスクの表面につくウイルスを除去します。天然成分使用、効果は24時間続きます。

 

花と緑のメールマガジン vol.66はここまで!

次回の配信もお楽しみに!

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発行日:2017年11月10日
発行元:住友化学園芸株式会社ホームページ事務局

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