2020年3月27日配信号　vol.91

春の訪れ

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https://www.sc-engei.co.jp/mm_bk/91_2020327.html

春のガーデニングシーズンの訪れとともに今年もやります！「学校花壇＆菜園応援プロジェクト2020」

毎年全国の小学校から数多くのご応募をいただく「学校花壇＆菜園応援プロジェクト」は、学校花壇を通して小学生の皆さんが花と緑を育てる活動を応援し、肥料を提供しています。
2020年の応募受付期間は4月1日（水）～30日（木）まで！

プロジェクトにご参加いただいた小学校からのメッセージもご紹介しています。

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 ◆◇ガーデニングコラム 「今日もみちくさ」 その86◇◆
2020年の春ガーデニング

　暖かな春の始まりは、開花の連携もスピードアップ。だから幸先よいスタートを切りたかったのに、感染症の流行抑制のため、イベントの中止が相次いでいます。さびしい気分に駆られている方もいらっしゃるのでは？
　でもちょっとスローダウンしませんか？逸る気持ちをぐっとこらえて始まるガーデニングもありそうです。

◆ いつもとは違う春

　最近が先月と変わったことといえば、平日の昼間に公園や緑地で見かける子どもたちなどの数がぐっと増えたことでしょうか。リモートワークのおかげか、小さな子どもの遊びに同行するパパやママの数も多く、まるで毎日が日曜日のような景色です。とはいえ、これを「幸せな景色」とできないのが今の状況。そんな中、季節を先取りして咲き始めた花を楽しむ人も見かけ、安堵するのです。

　大きなイベントが中止になったのは残念ですが、一部の植物園や公園での開花のお知らせには心が弾むもの。こういう時だからこそ、スタッフの皆さんが例年以上に力を込めた展示や企画展が目に留まります。

　それは園芸店でも同じこと。足を延ばして出かけてみた大型園芸店では、新鋭の若手生産者の情報記事や展示のお知らせポスターが目に留まりました。普段は見落としてしまいそうなお知らせも、今ならじっくりチェックがはかどります。

　売り場では、本格的なガーデニングシーズン入りを前にさっそくセールが始まっています。自粛してしまった展示会で買いそびれたクリスマスローズは、特に私の目を惹きつけました。また、ペチュニア苗もさっそくお目見え。近年の品種は低温に強く、この時期から良質な苗が入手できます。春の日ざしに柔らかなハーブ苗も、室内で過ごす時間が増えたせいか、再び気になりだした観葉植物も、この日は一段と魅力的に見えました。

　そのときハッと気づきます。なんだ、さびしくないじゃん！

　だってガーデニングって、植物を相手に基本はひとりで黙々と楽しむもの。身近にこんなにたくさん植物があれば、大イベントに負けない「私のガーデニング」にぎゅっと集中できるはず。ならば、それなりの成果を出してみたくなります。

　そう思うと園芸店の外売り場も資材売り場の隅々も、集中的に目をこらしてしまう1日でした。

◆ サクラに誘われて

　さて、前回の当コラムで心配していたように、早速寒の戻りがありました。3/14（土）、東京の気温は10℃を下回り、雪やみぞれが舞いました。その前々日、暖かさに誘われて出かけた先で見つけたほころぶソメイヨシノの咲き始めが、寒さに凍えてやしないか気になって止まない1日を過ごしたのです。

　でも、気まぐれな天候は、もはや春ならでは。みなさんの街のサクラは、無事に開花しましたか？