2020年10月16日配信号 vol.97

秋のガーデニング

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家庭菜園を今春から始めた方やこの秋から挑戦したい人も、秋は気候も比較的安定しており、菜園作業がはかどること間違いなしです。手軽なサヤエンドウやお子さんにも人気なイチゴ、ワンランク上を目指すならジャガイモなど、みなさんの育ててみたい野菜を探してみてください。

 

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★☆今月の注目野菜☆★

果実がグリーン、白、そして真っ赤へと変化するようすにワクワクするイチゴ。
生育の適温は17~20℃と冷涼な気候を好むので、夏の暑さを苦手とします。苗は、10月中旬ごろから11月上旬に園芸店などで購入でき、苗を購入する際は、株元のクラウンが充実している、根鉢がしっかりできている、葉に光沢があり病害虫にやられていない、株ががっしりしているなどをポイントに選びます。お子さまといっしょに、ぜひ育ててみませんか。

 

★☆ばらの黒星病・灰色かび病対策に☆★

秋の長雨のあとは病害虫が発生しやすい時期でもあり、黒星病、うどんこ病、ハダニも発生しますので、見つけたらすぐに対処しましょう。咲き終わった花がらや枯れ葉はこまめに取り除き、病気を予防してください。

土にまくだけで病害虫を予防できる粒タイプの殺虫殺菌剤「ベニカXガード粒剤」はばらの黒星病・うどんこ病・灰色かび病の予防に効果があります。

 
 

 ◆◇ガーデニングコラム 「今日もみちくさ」 その92◇◆
長い葉っぱの仲間たち

 前回のメルマガの直後に梅雨が明け、強烈な暑さの夏がやってきました。小鉢に植えた植物には1日3回の水やりが必要だったりと、高温に辟易しながらも、真夏を堪能したものです。

 それもつかの間。台風が去ったら途端にカーディガンが必要になりました。あんなに賑やかだったセミたちも、秋の彼岸のころにはもう一声も聞こえません。その寂しさと裏腹に、秋の訪れを噛み締めるために久しぶりの「みちくさ」へ。

 

◆ 魔除けの葉っぱ

 10/1は中秋の名月の月見でした。みなさんは月見を楽しまれましたか。

 さて中秋の月見の際に飾る植物はススキですが、なぜススキを飾るかご存じでしょうか。

 なんでもススキの中空の茎の中に神様が宿るとか、鋭利な葉が魔除けになるとかいわれることからだそうです。

 そういえば先日、不意に触れたパンパスグラスの葉で、腕の内側をスーッと長く切ってしまいました。

 「これはひょっとして、私が悪魔で魔除けされちゃったってことかな?」なんて思いながら、ヒリヒリと赤い線をなす切り傷に目をやったのでした。

 パンパスグラスとススキは別種の植物ですが、同様に硬く肉薄の線状の葉を持ちます。改めてこのタイプの葉の鋭さを思い知るとともに、魔除け、もとい敷地の境界に植栽すれば、不法侵入を防ぐ役割もあったのかもしれないなと感じました。反面、子どもの遊ぶ庭に植栽する際は、十分注意が必要でしょう。

 

 ススキだけではなく、長い葉っぱの仲間たちは、シーンに多様性を添える効果があります。葉形の違いによるバラエティだけではなく、線という形状がもつ流れや動きは、圧倒的な景色の面白みと深みの要素となります。道々、長い葉っぱが効果的に見せてくれるスポットを探しては、葉形と葉色の組み合わせの妙に唸り、どんな小さな区画であっても植栽者の意図を汲み取れば、その手腕に感心する。そんなふうに「みちくさ」がはかどります。

 

◆ 長い葉っぱで秋を楽しむ

 ところで、長い葉っぱの仲間たちは、なぜこんなにも目に留まるのでしょうか。それはやはり、風をはらんでなびくさまが印象的だからではないでしょうか。私の原風景のひとつにもそんな景色があります。

 幼少時を過ごした地域は台地の上で水に乏しく、宅地開発の進むなか小規模だったとはいえ、麦や陸稲の畑がありました。初夏は麦、秋は陸稲が風と戯れていた景色は、今も懐かしく思い出されます。

 もう一つは、放置された造成地に生えたイネ科雑草が、葉擦れの音とともに風向きを教えてくれる夏休みの風景。長い葉っぱの仲間は、記憶のなかにすっかり居座っているのです。

 さてこの時期に園芸店に足を運べば、なおさらグラス類が気になります。ススキやカリヤス、パニカムなどの大型種を植えるほどのスペースがなかったとしても、小型のグラス類を見つくろって、ちょっと寄せ植えに加えてみたくなります。カヤツリグサ科のカレックス、イネ科のペニセタムなど、多彩な園芸品種が流通する種類は、葉色も選べて使い勝手もよくおすすめです。

 また、ペニセタムやフェザーグラスなど穂が美しい種類は、線形葉のクールな印象とは違う温もりが魅力的で、すぐさまやってくるだろうウールニットの季節を彷彿させます。

 ご存じの通り秋は短いもの。忙しなく園芸作業に追われつつも、濃厚な秋の楽しみとして、長い葉っぱとの遊び方を深めてみたいと思います。

PROFILE

 

ウチダトモコ [プロフィール]

園芸ライター、グリーンアドバイザー、江戸東京野菜コンシェルジュ。
園芸雑誌、ライフスタイル誌などの編集、ライターを経て、現在は主にウェブで提案および取材執筆活動中。

 
 

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家庭園芸初!粒タイプの殺虫殺菌粒剤!病気に抵抗する強さを引き出し植物を丈夫にする

ベニカXガード粒剤

 

種まき、植付け時に土に混ぜ込んだり、植付け後に株元にばらまくだけで効果をあらわす殺虫殺菌粒剤です。
殺虫成分は根から吸収され、薬効が葉の隅々まで行きわたり、害虫の被害から植物全体を守ります。
微生物(B.t.菌)の作用により植物の抵抗力を高め、丈夫にすることで病気を予防します(抵抗性誘導)。

 
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世界初!5種類の成分を配合した殺虫殺菌スプレー剤!

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花、庭木、野菜(トマト・きゅうり・なす・キャベツ・レタス・リーフレタス・メロン)など幅広い植物に使える、化学防除成分と物理防除成分を組み合わせた殺虫殺菌スプレーです。
害虫に素早く、長く(アブラムシ1ヵ月)効き、退治の難しいチョウ目老齢幼虫(ハスモンヨトウ、オオタバコガ)、薬剤抵抗性害虫(アブラムシ、ハダニ)にも効き、病気の予防・治療に効果的です。

 
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様々な野菜やハーブ、果樹などで使えます。
有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能な食品成分から生まれた殺虫殺菌剤です。
ワイド&集中噴霧切り替えノズルから噴霧される薬剤がアブラムシ、コナジラミ、ハダニ、うどんこ病をしっかり包み込んで退治する「物理防除剤」で、化学合成剤に抵抗性のある害虫や耐性のある菌にも効果的です。
イヤな臭いもなく、野菜や果樹の収穫前日まで使え、使用回数の制限もありません。

 
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ばらを丈夫に育て、美しい花を咲かせる

マイローズばらの肥料

 

元肥はもちろん、株のまわりにも追肥としてばらまくだけで、施肥後すぐに効きはじめ、その後2~3カ月間しっかり効き続けます(3ピーク・ブレンド)。
植物が肥料を吸収しやすくする働きや、土の保水性、通気性を高め土に活力を与える作用をもつ腐植酸、さらに高品質の植物性有機質をブレンドした緩効性肥料として特許を取得しています。(特許第4923502号:住友化学(株))

 
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有効成分はグレープフルーツ種子エキス、カキタンニン(消臭成分)、発酵アルコール等 100%天然成分です。
※1 すべてのウイルス・菌に対して効果があるわけではありません。
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※すべてのウイルス・菌に効果があるわけではありません。

 

花と緑のメールマガジン vol.97はここまで!

次回の配信もお楽しみに!

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発行日:2020年10月16日
発行元:住友化学園芸株式会社ホームページ事務局

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