2016花育キャラバンの活動

目黒区立東山小学校(東京都)(めぐろくりつひがしやましょうがっこう)
 2016花育キャラバン実施校
【テーマ:みんなで楽しめる花壇づくり】

昔、駒沢練兵場があった場所で、昭和33年に創立しました。周囲を国家公務員住宅に囲まれた児童数約900名の、活気ある大規模校です。現在は新校舎に改築中で、ぴかぴかの新校舎と花壇が待ち遠しい毎日です。

帰国児童が多いため様々な体験や価値観をもった子供たちが一緒に生活しており、国際理解教育や体験授業にも力を入れています。発足して1年がたつ東山小学校の農業クラブは、当時4年生の熱心な農業仲間が、学校花壇を活用するために学校と交渉し、10名ほどの有志で「農業クラブ」として自主的に立ち上げた熱い組織です。

現在は5年生となり、下級生の入部希望者も増え、休み時間を活用しながら活発に活動しています(入部には「農業愛」確認のためのオーディションがあります)。学校の主事さんにご協力いただき、種まき、水やり、雑草ぬき、パイプで水路作りなどの活動をしながら、トマトやきゅうり、すいかや菜の花、ラディッシュといった野菜を育てて間引いた葉っぱを自分たちで食べたり、担任の先生方や学校にいらしたゲストティーチャーにお土産としてプレゼントしたりしています。

普段の活動の中で、植物や栽培に関する興味や質問がたくさんあったので、今回は農業クラブ部員みんなで協力して花育キャラバンに応募してみたところ、見事に当選しました!バンザイ!

 花育キャラバンスタッフより

2016年のキャラバンは、校内であいていた校庭脇の花壇1カ所に決め、そこで何ができるかを考えました。
そして提案したテーマは、農業クラブと一緒に行う「みんなで楽しめる花壇づくり」です。
学校と農業クラブ共通のお悩みは、花壇の日当たりと水はけがよくない場所があること。また、ちょうど今は校舎の改築が進行中のため、現在の学校花壇は2学期が終わったら冬には取り壊し、場所も引っ越しする計画になっています。そんな中でもみんなで一緒に昔から親しんできたこの花壇で、最後の夏から冬まで植物と一緒にいる時間を作りたい!そこで、

  • みんなでいろんなことが楽しめる場所にする
  • 乾燥や湿気、日陰に強い植物を選ぶ
  • 冬越しができる力をつけるために、肥料で植物を元気に育てる
  • 花壇を移動しやすいしくみを作る

といったテーマを盛り込んだ花壇づくりのプランを立てました。

作業前の花壇
↑作業前の花壇

花壇の設計図

↑花壇の設計図

日当たり対策と移動性の良さを実現するためには、花壇の中に鉢とストロベリーポットをしつらえた立体花壇にすることで、管理作業もしやすく、多様性に富んだ種類の植物を手軽に育てることができるようになります。また、植える植物についても、葉の手ざわりが楽しい、食べられる実がなる、地面を這うように広がって雑草が生えるのを防ぐ、さまざまな香りを楽しめるハーブ、さわると刺激に反応して形が変わる、水やりをしなくても暑さや乾燥に耐えられる、さまざまな葉の色が美しいなど、いろいろな種類の植物をとりまぜて準備しました。

キャラバン当日は、意欲あふれる農業クラブを中心に、知識が豊富な主事さんと先生と共同で、植え付けや花壇づくりの作業をしました。規模が小さい分、クラブのみなさんと植物のお話がたくさんできて、熱心さと知識の豊富さに驚くとともに、キャラバンスタッフにとっても、とても有意義な時間になりました。

できあがりの花壇には、うわばきに土がつかないように石タイルで足場を作り、中にも入りやすいようにしました。直接さわったり、香りをかいだり、観察するのが楽しいスペースができたことで、全校のみんなにどんどん遊びにきてもらって園芸ファンを増やし、東山小の農業クラブがますます発展していきますように!

 

花壇の準備。雑草とりと古い根起こしのあと、腐葉土や赤玉土などをブレンドして、水はけのよい土作り
花壇の準備。雑草とりと古い根起こしのあと、腐葉土や赤玉土などをブレンドして、水はけのよい土作り

あいさつのあと、まずは野外授業で植物の光合成や生長と肥料の話を少しお勉強。植物の底力はすごいな
あいさつのあと、まずは野外授業で植物の光合成や生長と肥料の話を少しお勉強。植物の底力はすごいな

質問がつぎつぎに飛び出すところは、日ごろからの観察と興味のたまものですね
質問がつぎつぎに飛び出すところは、日ごろからの観察と興味のたまものですね

いろんな植物の性質を聞きながら、これから行う作業と班わけ、役割分担を相談して決めました
いろんな植物の性質を聞きながら、これから行う作業と班わけ、役割分担を相談して決めました

先生、お花にびっくり!
先生、お花にびっくり!

ストロベリーポット班は、多肉植物係とハーブ係とに分かれて作業を開始
ストロベリーポット班は、多肉植物係とハーブ係とに分かれて作業を開始


「この苗はこの場所がいいと思うんだ」


「このハーブは背が高くなりそうだから一番上に植えるといいね」

できあがりをイメージしながら手ぎわよく作業しています
できあがりをイメージしながら手ぎわよく作業しています

鉢植え班は、色の組み合わせや株が育つ大きさを考えながら苗の配置を考え中
鉢植え班は、色の組み合わせや株が育つ大きさを考えながら苗の配置を考え中

茎が傷まないように慎重に植えつけます
茎が傷まないように慎重に植えつけます

コリウスの葉は花みたいにさまざまな色があるんだね
「コリウスの葉は花みたいにさまざまな色があるんだね」

水やりにちょうどいい高さを考えて土を入れていきます
水やりにちょうどいい高さを考えて土を入れていきます

できあがった鉢やポットを花壇に配置してみました
できあがった鉢やポットを花壇に配置してみました

配置が決まったら、花壇へ直接植える苗のために、全体に肥料を入れていきます
配置が決まったら、花壇へ直接植える苗のために、全体に肥料を入れていきます

鉢のまわりに、グランドカバーやアクセントになる苗を植えこんでいきます
鉢のまわりに、グランドカバーやアクセントになる苗を植えこんでいきます

雨の中、全員で最後の総仕上げ

雨の中、全員で最後の総仕上げ

完成!設計図にとても近い

完成!設計図にとても近い
完成度に仕上がりました

農業クラブ(5年生)

農業クラブ(5年生) *花育キャラバンは、学校日記と校内の農業クラブニュースにも掲載いただきました

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