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2017花育キャラバンの活動
2017年に園芸活動に参加いただいた小学校からのメッセージをご紹介しています。
市川市立須和田の丘支援学校(千葉県)(いちかわしりつすわだのおかしえんがっこう)
2017花育キャラバン実施校
須和田の丘支援学校は、本年度に創立60周年を迎える歴史ある特別支援学校です。周りに学校、公園、住宅街がある地域密着型ののどかな立地で、多くの方々に見守られながら児童・生徒が学校生活を送っています。
秋の記念行事に向けて、小学部の子供たちや普段から花壇の手入れ等をお手伝いしていただいているPTAのグリーンサポーターのみなさんとともに、特別に花文字花壇を作りたい、とPTA委員から花育キャラバンにご応募いただきました。
キャラバン当日はあいにくの雨でしたが、60 thの文字と校章をかたどって枠取りした花壇に、園芸のプロである市川グリーンアドバイザーの指導のもと、先生とPTAのお母様方とともに、色別のビオラ苗を並べて植えつけ作業を開始。小学部の校舎から小学部の子供たちも到着し、ビオラ苗の植えつけ方の説明と注意(古い土や根は取ってから)をしっかりと聞いてから、一人ひとり実際にポット苗を地面にていねいに植えていきました。みんなで一緒にしっかり作業ができました。
その後、高等部の農耕班の生徒さんたちが加わり、並んだビオラ苗の隙間にチューリップの球根を植えました。雨具を着て、慎重に次々と作業を行った後、使用したスコップなどの園芸用具を水道できれいに洗ってテキパキと後片付けする手際はさすが農耕班です。ときおり雨脚が強まる中、植えつけ後の水やりも省けて?充実した一日になりました。
校長先生より
今回の60周年の花壇づくりは、PTAのみなさんが発案してくれて、多くの方に応援していただいてとても感謝しています。花文字がきれいに咲き揃うのが私も楽しみです。この花壇は、高等部の生徒たちが毎日通学で通る道にあるので、生徒たちも花の成長を日々感じることができると思います。花文字が一番きれいな時期に、小学生にも見に来てもらう予定です。とても楽しい60周年記念の行事になりそうです。
花育キャラバンスタッフより
今回は行事のある秋から来年の春まで、長く咲いて楽しめる花を使いました。60thの文字と校章を色鮮やかにデザインしたいというご希望を実現するために、カラーバリエーションの多いビオラを使用して、文字は白、校章は黄色できわ立たせ、その周りを暖かな赤むらさきと薄むらさきの色で囲みました。また、花文字の周りには数種の草花や花木を追加し、花壇全体の風景が調和するようにしました。
これから春までにだんだんと花が咲きそろい、美しい花壇が子供たちの思い出になり、地域の方々にも喜んでいただけるとうれしいです。
花育キャラバン2017(10月25日実施【千葉県】:市川市立須和田の丘支援学校)2018年4月13日現在
川口市立神根小学校(埼玉県)(かわぐちしりつかみねしょうがっこう)
2017花育キャラバン実施校
神根小学校は、校庭に百年桜のある開校144年の歴史ある学校です。近くに川口市立グリーンセンター(施設系植物園)もある緑豊かな環境で、笑顔あふれる子供たちが学校生活を送っています。
学校花壇は、園芸委員会に参加する5・6年生の17名が毎日当番で水やりや草取りなどの世話をしています。他にもヒヤシンスの水栽培の観察などを行っているそうです。今回は、花を主体にした花壇をみんなで作りたいと花育キャラバンにご応募いただきました。
月1回の園芸委員会の活動として、キャラバンのために事前に花を主体にした花壇の設計を考えました。図鑑を見て、秋に植えられる花を調べ、その花の名前を覚え、設計図を児童一人ひとりが作りました。そのアイデアを具体的に盛り込んで、キャラバンの活動として校庭の花壇にたくさんの花苗を園芸委員会のみんなで植えました。
キャラバン当日は爽やかな秋晴れ。園芸のプロフェッショナル「埼玉グリーンアドバイザーの会」のご指導のもと、先生とPTA(学校応援団みどりのゆびの会のみなさん)も一緒に花壇作りをしました。まずは花壇の地面にコンパスの手法で円を2つ描きます。その線に合わせて2色のビオラをきれいに同心円状に並べます。苗の植えつけ方の説明をしっかりと聞いてから、ビオラを植える穴を掘り、ていねいにポットから苗を取り出して植えていきます。円の中心には耐寒性があり丈夫な低花木のエリカをアクセントとして植えました。最後にビオラの隙間に2つのスコップを使って、色とりどりのチューリップの球根を植えて終了。普段から園芸に親しんでいる子供たちは、楽しく手際よく花壇作りの作業を行いました。
事前の園芸委員会で子供たちが作成した花壇の設計図
園芸委員会の先生より
初めて花の図鑑を見た子供もいて、たくさんの知らない花に興味をもったようです。花の名前と色を一生懸命覚えました。普段見たことのある花でも名前を知らなかったり、「この花は花壇に植えられるの?」と積極的に質問したりする子供もいました。今回アイデアが採用された子も担任の先生にその話を聞いてとても喜んでいたそうです。当日は、みんなちょっと緊張したようでしたが、とても楽しんでいたようです。これから長くきれいに咲き揃っていく花壇をみんなで楽しみにしています。
花育キャラバンスタッフより
今回は花を主体にした花壇ということで、収まりが良く色も元気な円形レイアウトを採用しました。子供たちのアイデアのカラフルな4つの円を取り入れたデザインで、使いやすい花を組み合わせた花壇です。円形レイアウトはお花もきれいなエリカを中心に、4つの円で黄・オレンジ・薄ピンク・紫のビオラを2色ずつ色を変えて配置しました。地続きで石碑もある「神根教育百年祭記念碑」花壇には、和風のデザインと花材の提案を取り入れ、オダマキを中心に、セキチク(ダイアンサス)やストック、ドイツスズラン、葉ボタン、ハツユキカズラなど多彩な種類の草花を植えて、落ち着いた雰囲気に仕上げました。
校庭に面した花壇なので、園芸委員会を中心に多くのみなさんに楽しんでいただけるとうれしいです。全員でアイデアを出し合って協力して作った花壇を大事に育てて、これからもたくさんの工夫を加えていって欲しいと思います。
花育キャラバン2017(11月7日実施【埼玉県】:川口市立神根小学校)2018年4月26日現在
2017年花育キャラバンの活動の参加校からのメッセージをご紹介しています。
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