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 2019花育キャラバンの活動

2019年に園芸活動に参加いただいた小学校からのメッセージをご紹介しています。

小平市立小平第十一小学校(東京都)(こだいらしりつこだいらだいじゅういちしょうがっこう)
 2019花育キャラバン実施校

 小平市立小平第十一小学校は、小平市内でも北東部に位置し、東久留米市と西東京市が隣接する場所にあります。緑豊かな住宅街に立地する学校には、毎日650名以上の児童たちが元気いっぱいに通っています。

 今回花育キャラバンに参加してくれたのは、1年生3クラスの約90名。

 事前に、みんなでプランターの土作り、花壇の草を抜いて土に腐葉土と堆肥を混ぜて耕しておくなどの下準備をしておきました。

 いよいよ秋晴れに恵まれたキャラバン当日。校庭に全員集まり、園芸の専門家であるグリーンアドバイザーから、花苗のポットからの取り出し方や植え方を教わって、作業スタートです。花壇づくりとチューリップのプランター植え、それぞれ2つのチームに分かれて交互にチャレンジしました。
花壇づくりは、肥料「マイガーデン元肥用」を土に混ぜてから、シロタエギク、パンジー、ノースポール、それぞれの苗をレイアウトの位置に沿って植えていきます。1個目の苗を植えたあと、みんなはコツをつかんだ様子で、とても上手に植えていました。最後は、手で土を平らにならして花壇の作業は完了です。

 チューリップのプランター植えは、裏庭に設置。その場所で、グリーンアドバイザーの説明を聞いてから作業が始まりました。土に肥料「マイガーデン元肥用」を混ぜてから、花の色が赤、白、黄色に咲く球根を植えます。掘った土の中に球根の頭を上にして植え、頭のてっぺんが見えなくなるまで土をかぶせるのがポイントです。球根を上手に植えたあとは、たっぷり水やりをしておきます。最後に、記念撮影をして楽しい花壇づくりが終了しました。

来年の春の花壇一面を可憐に彩る花々や、満開に咲き誇るチューリップが楽しみです。

 担任の先生より

 普段、なかなか土を触る機会がないので、とても貴重な経験ができました。最初は土を触ることに慣れていなかった児童たちも、最後は手を泥んこにして夢中で土いじりをしていたことが嬉しかったです。春に咲く頃までに、みんなで水やりをしたり、落ち葉を拾ったりしながら大事に育てていきたいです。

 花育キャラバンスタッフより

 今回は、事前にみなさんとチューリップの土作りや、花壇の草を抜いて土に腐葉土と堆肥を混ぜて耕す作業をしておきました。みなさんが手を真っ黒にして土を耕している熱心な姿が、とても印象的でした。花苗は、冬から春まで咲く花期の長い品種を選びました。花壇のレイアウトは、シルバーの映えるシロタエギクで線を描くように工夫しました。3月になると花が大きくなって、さらに花壇の模様がはっきりします。チューリップは、鉢の配置によって日当たりが違うので、ときどき位置を変えて様子を見ながら、水やりもしてあげてくださいね。
来年の春、きれいに開花することを願っています。

話を聞きながら、園芸のことを真剣に学びます
▲話を聞きながら、園芸のことを真剣に学びます
土入れを使って穴を掘ります
▲土入れを使って穴を掘ります
ポットから慎重に苗を取り出す姿は、真剣そのもの
▲ポットから慎重に苗を取り出す姿は、真剣そのもの
だんだんコツをつかんで、上手に植えていました
▲だんだんコツをつかんで、上手に植えていました
最後は、土がデコボコしているところを手でならします
▲最後は、土がデコボコしているところを手でならします
チューリップの球根の植え方についての説明を聞いています
▲チューリップの球根の植え方についての説明を聞いています
みんな順番に並んで肥料と球根を受け取ります
▲みんな順番に並んで肥料と球根を受け取ります
球根の頭が見えなくなるまで、土をかぶせます
▲球根の頭が見えなくなるまで、土をかぶせます
水を満タンにしたペットボトルで、水やりをします
▲水を満タンにしたペットボトルで、水やりをします
植え終わったチューリップの鉢をきれいに並べました
▲植え終わったチューリップの鉢をきれいに並べました
花壇も完成。シロタエギクのシルバーが、綺麗に模様の輪郭をかたどっています
▲花壇も完成。シロタエギクのシルバーが、綺麗に模様の輪郭をかたどっています
最後にみんなで記念撮影。お疲れ様でした!
▲最後にみんなで記念撮影。お疲れ様でした!

姫路市立白鷺小中学校(兵庫県)(ひめじしりつはくろしょうちゅうがっこう)
 2019花育キャラバン実施校

 白鷺小中学校は、国宝姫路城のすぐ隣、中曲輪にある広々として緑豊かな小中学校です。姫路城の眼前に蝶の飛び交っていた400年前の風景を再現する取り組み「バタフライガーデン」に参加し、地域の人々とともに姫路市の市蝶ジャコウアゲハを育成して公益社団法人 都市緑化機構「第30回 緑の環境プラン大賞 コミュニティ大賞」を受賞するなど、園芸にとても積極的な学校です。

 花育キャラバンに参加してくれたのは、5・6年生の栽培委員会の児童16名。今回は新元号「令和」の文字をかたどった花壇と、蝶たちが好きな草花を集めた花壇の二つを作ります。まずは令和の文字を作ります。5年生と6年生がそれぞれ、令和の文字に合わせてコプロスマ コーヒーの苗をスコップで穴を掘って植え、文字の縁どりにシロタエギクを植えていきます。児童たちは真剣な表情で、みんなで協力して手早く作業を進めていました。令和の文字がきれいにでき上がるとみんな嬉しそうな笑顔で眺めていました。

先生から今日の作業の説明を聞き、花壇づくりスタート
▲先生から今日の作業の説明を聞き、花壇づくりスタート
文字をコプロスマ コーヒーで、縁どりをシロタエギクで
▲文字をコプロスマ コーヒーで、縁どりをシロタエギクで
スコップで草花の高さに合わせて穴を掘り、苗を植えます
▲スコップで草花の高さに合わせて穴を掘り、苗を植えます

 文字が完成したら、図面に合わせてピンクのガーデンシクラメンや赤と黄のよく咲くスミレ、ピンク・赤・黄3色の金魚草を植え、花壇の四隅には葉牡丹、縁にはアジュガを飾ります。ここからは先生や大人のみなさんにも手伝ってもらい、たくさんのポットを一つひとつ植えていきました。皆さんのご協力で、たくさんの色の花が並ぶ素敵な花壇ができ上がりました。

文字がきれいに見えるように慎重に植えていきます
▲文字がきれいに見えるように慎重に植えていきます
色とりどりの花に囲まれた「令和」の花壇が完成
▲色とりどりの花に囲まれた「令和」の花壇が完成

 続いて右隣にある小さな花壇に、蝶の好む草花を集めたバタフライガーデンを作ります。最初に3本の支柱を組み、ジャコウアゲハの幼虫が食べるウマノスズクサを植えます。その周囲にダブルスクープやスカビオサ、ガウラ、ストケシアなど、20種類以上のたくさんの草花を植えました。最後に空いているスペースに景観用ワイルドフラワーミックスの種をまき、小花壇も完成しました。花壇を見るとウマノスズクサに赤い斑点が鮮やかなジャコウアゲハの幼虫が付いていました。

完成した小花壇は、蝶の好む草花が20種以上
▲完成した小花壇は、蝶の好む草花が20種以上
(ダブルスクープ・ガウラ・ストケシア・スカビオサ・ネペタ・エリゲロン・ユリオプス デージー・フジバカマ・ブッドレア・カラシナ・ガーベラ・ヒガンバナ・チューリップ・スノードロップ・パシフィックビューティー・ハイドロカラーミックス)
大小2つの花壇が完成
▲大小2つの花壇が完成
▲ジャコウアゲハのサナギは、姫路城の「お菊井戸」や怪談の皿屋敷伝説で知られるお菊の後ろ手に縛られた姿に似ていて、口紅のような赤斑点があることから、お菊虫と呼ばれています。
参加してくれた栽培委員会の全員と先生で記念撮影
▲参加してくれた栽培委員会の全員と先生で記念撮影

 担任の先生より

 児童たちはみんな土に触れて、楽しく喜んで作業をしていました。当校は、小中一貫の義務教育学校で、素直でまじめな子が多く、みんな協力しあって効率的に花壇づくりができたと思います。6年生はさすがに手際が良かったですね。この花壇はみんなの憩いの場として、蝶たちの安らぎの場として、また父兄の皆さんが見てキレイねと楽しんでもらえる場として、大切に育てたいと思います。
姫路城中曲輪バタフライガーデン
https://www.facebook.com/nakakuruwaBG/

 花育キャラバンスタッフより

 今回は、令和の文字の大花壇と蝶の花用の小花壇の2つの花壇を施工するところからお手伝いしました。レンガを組み、排水溝を作り、排水溝に土が詰まらないように日向土を置き、腐葉土や肥料もしっかり撒いて、万全の準備をしました。児童さんたちは、大きな花壇にたくさんの苗を植えて大変だったと思いますが、とても頑張っていました。きれいな花が咲きそろい、蝶たちが飛び交う素敵な花壇になるよう願っています。

2019年年花育キャラバンの活動の参加校からのメッセージをご紹介しています。
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住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。

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