病害虫ナビ縮葉病

植物につく虫
汁を吸う虫
茎葉を食べる虫
家のまわりの虫
不快な印象を与える虫
発生カレンダー
発生時期:4月~5月

カレンダーは拡大してご覧ください。

被害症状

展開前の若い葉が赤色になり不規則に縮れ、葉が展開すると共に縮れた部分が膨らんで赤色の火ぶくれ状になります。やがて病気が進行すると表面は白いカビで覆われ、落葉します。病斑の色は赤色の他に桃色、黄色、緑色などがあります。

生態

年一回、新葉の展開する3~4月に雨が多く低温が続くと発生が多くなります。逆に高温には弱いので、5月に入って温度が上昇してくると発生しなくなります。被害葉表面を覆う白いカビは飛散して枝などに付着すると、その表面でさらに増殖し、越冬します。翌春、これらが雨によって飛散し、葉に付着することで発病します。

防除方法

縮葉病は冬の間(休眠期)は、枝や芽の表面に付着して越冬します。枝の組織内に侵入しているわけではないので、この休眠期にオーソサイド水和剤などで樹全体を洗い流すように念入りに散布することで完全に予防できます。散布時期は休眠期の間ならいつでも良いのですが、新芽が発芽する直前が目安になります。散布時期が遅れ、花弁が見え始める頃に散布した場合、手遅れになることが多いです。発病した葉は摘み取って処分するしかありませんが、あまり防除効果はありません。

この病害虫から植物を守る
おすすめ商品
作物ごとの有効薬剤は商品ページの情報をご確認ください。

縮葉病のページです。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。

商品の使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。