病害虫ナビ根こぶ病

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発生カレンダー
発生時期:5月~7月、9月~11月

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被害症状

あぶらな科の植物で、根にコブが出来る、根が変形するなど特徴的な症状が現れます。根のコブに栄養を取られてしまう為、生育が悪くなり、定植間もないころの日中に下葉がしおれたり、下葉の色が薄くなったりします。キャベツやはくさいでは結球しないなどの生育不良がおきます。

生態

あぶらな科の植物だけで発生します。発病すると、休眠胞子を形成し、発病株が枯れたもの(残渣)が畑などで残っていると、病原菌は土壌中で4~5年程度は生きていると言われます。適温18~25℃程度になると休眠胞子が発芽し、植物体に感染し始めます。

防除方法

前年の発病株を残さないこと、また土壌酸度が6.0以下の酸性土壌で発生が助長され、逆にpH7.2以上のアルカリ土壌では発生が抑えられる傾向があるので、石灰をまくなどして土壌酸度を調整するのも有効です。

まめ知識

その他に根にコブが出来る症状としては、ネコブセンチュウ(野菜、草花。吸汁性害虫)、根頭がんしゅ病(ばら科植物、ぶどう、きく等。細菌性病害)、根粒菌(まめ科植物。有用微生物)などがあります。

この病害虫から植物を守る
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