病害虫ナビ枝枯病

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発生カレンダー
発生時期:7月~9月

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被害症状

枝に発生します。細い枝に出来た傷や剪定跡に褐色の斑点が生じ、それが枝全体をとりまくように拡大し、病斑部から先の枝葉が枯死します。その後、枯死した枝の表面にはやや隆起した黒い粒が多数あらわれます。

生態

病原菌は枯れ枝の上で黒い粒の状態(柄子殻)で越冬し、雨水や昆虫の体に付着して伝播し、食害や風ずれによる傷口、切り口、幼芽などから侵入します。特に枝が茂り過ぎて日当たりが悪く、湿気の多い場所に植えてある樹木で発生が多くなります。

防除方法

冬の剪定時、枯れた枝を切り取ると同時に混み合った枝も剪定して、風通しと日当たりを良くします。発病した枝は見つけしだい切り取って処分します。新梢が伸びる頃は降雨前後を重点的にベンレート水和剤などを定期的に散布して予防します。

まめ知識

ばら等では「キャンカー」とも呼ばれる症状です。特にばらは剪定で枝を切る作業がある為、発生しやすいです。剪定をする際、剪定バサミをきちんと消毒(煮沸、火であぶる等)するとよいです。また剪定する箇所も重要で、枝の節と節の間で切るのは不適切で、基本的には葉がついている節の少し上で切るのが良いとされます。ただし節に近すぎる位置で剪定すると、萌芽を傷つけてしまう場合があるので注意が必要です。

この病害虫から植物を守る
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