病害虫ナビつる割病

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発生カレンダー
発生時期:7月~8月

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被害症状

つるがところどころで日中にしおれるようになり、やがて株全体が生気を失い、病気が進行すると茎の地際部分から黄褐色に変色し、ヤニが出ます。

生態

うり科植物を連作した場合や、酸性土壌で発生しやすくなります。またチッ素肥料を多く与え過ぎると発病を助長します。病原菌は長く土中で生存することができ、根の先端などから侵入します。地温が20℃程度以上の比較的高温で、雨が続いた後の晴天の時などに乾燥すると急激に病状が進みます。

防除方法

一度発病すると土壌に病原菌が残るので連作をやめます。種子伝染するので種子消毒してからまきます。育苗中に発病した場合、定植後すぐにベンレート水和剤を7~10日間隔で2~3回株元に灌注すると発病をある程度抑えることもできます。また石灰や完熟堆肥の施用も発病を抑えるのに有効です。

まめ知識

カボチャ、トウガン、ユウガオはつる割病に強いので、市販されている苗にはこれらが台木になっている接木苗があります。接木苗を植える際の注意は、深植えしないことです。台木の上の部分まで土に深く植えてしまうと、土中にある台木より上部分の茎から苗本来の自根が出てしまい、その根から病原菌が侵入してしまうからです。

この病害虫から植物を守る
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