病害虫ナビ胴枯病

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汁を吸う虫
茎葉を食べる虫
家のまわりの虫
不快な印象を与える虫
発生カレンダー
発生時期:4月上旬~6月中旬、8月下旬~9月下旬

カレンダーは拡大してご覧ください。

被害症状

普通、樹幹や枝に発生しますが、地表に露出した根などにも被害が及ぶことがあります。傷口部分が赤、黒褐色に変色し、ややくぼみ、後に小隆起物(子座)が多数形成され、樹皮の表面がざらざらした感じになります。やがて病気になった幹には亀裂が生じてくることもあります。病患部が樹幹や枝の部分をとりまくように広がるとそこから上の部分は枯死します。

生態

病原菌は病患部から雨水で飛散したり、昆虫や小鳥に付着して運ばれたり、風で運ばれたりします。害虫の食害跡や剪定による切り口、日焼けや凍害による樹皮の裂けめから、それらの病原菌が侵入し、樹皮の下で増殖します。樹が衰弱していると発生がひどくなります。

防除方法

排水不良や過度の剪定、太枝を切断することで病気にかかりやすくなります。特に太枝を切った場合はトップジンMペーストなどの癒合殺菌剤、墨汁、コールタールなどを塗って切り口をふさぎ、病原菌が侵入できないようにします。また、樹を食い荒らすコスカシバなどの樹幹害虫による傷も胴枯病を引き起こす原因となりますので退治します。

この病害虫から植物を守る
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