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ビワ

ビワの実つきが悪い・実が大きくならない原因としてどのようなことが考えられるか記載しています。併せて、その対策方法もご紹介しています。

実が大きくならない、実つきが悪い

着果過多が原因!

 ビワは他の果樹に比べて、花の着きがよいので着果過多になりやすいです。摘果などをしないでそのままにしておくと、実止まりは悪くなり小果になってしまいます。また、毎年それを繰り返すと樹勢も弱まり、隔年結果を起こすようになってしまいます。

 実着きを良くするには摘房、摘花、摘果を以下のようにおこないます。摘房は、開花前に弱い枝や花着きの多い部分の花房を摘み取ります。だいたい樹全体の2分の1くらいを摘房します。摘花は、摘房と同時におこない、花房の中の小花柄を指でかき取ります。茂木(ビワの品種の一つ)では花房中段の3から4小花柄を残します。田中(ビワの品種の一つ)では下から2、3番目の小花柄を残します。摘果は1果房に茂木では3~5果を、田中では1~3果を残します。摘房摘花は10月下旬から11月上旬に、摘果は寒害の恐れがなくなってからがよく、3月下旬から4月上旬におこないます。

実つきが悪い!

 ビワは10℃以下になると花粉がほとんど発芽しません。そのため開花期に10℃以下になる場所では低温に気をつけ、鉢植えなどでは室内に取り込むことも必要です。ただし、ビワの授粉は昆虫の媒介によるので、室内で開花させる場合には人工授粉も必要となります。

 若木は早ければ3年目に伸びた枝の先端に7、8月ごろ花芽が分化し、9月ころには蕾ができます。ですから花芽をよくつけるには6、7月の肥料、水やりを控えめにして新梢の伸びを止めるようにします。

ビワの実がならない原因について解説します。
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