マルメロ

マルメロの実がつかない原因としてどのようなことが考えられるか記載しています。併せて、その対策方法もご紹介しています。

実がつかない

不授粉が原因!

 マルメロはカリンと異なり自家不結実性なので、一本植えでは実が着きません。2品種以上を植えるか、ナシの花粉でも良いので人工授粉をおこなうと良いです。
市街地で訪花昆虫が少ない場合や、鉢植えで育てるときなども人工授粉をしてやると良いです。品種には在来種の他に「オレンジ」や大果系の「スミルナ」、「チャンピオン」などがあります。

剪定が原因!

 無剪定で育てると花芽が着きにくくなり、実着きも悪くなります。枝は長く伸びると下垂気味になりますが、このような枝には花芽はできません。花芽は、10cm前後の短い枝(短果枝)で、5~10枚ぐらい葉のついた枝の先端部にできるので、冬季剪定の際には新梢の先端部は切らずに徒長した枝だけを間引きます。また、花芽の着く短果枝を出しやすくするには、長く伸びた枝を4分の1~3分の1ほど必ず切り返してやり、側芽から花芽を先端につけた枝を伸ばすようにすると良いです。

隔年結果が原因!

 果実の着いている期間が長いので、着果が多すぎると樹の養分不足から翌年の花芽ができにくくなり、隔年結果を起こしやすくなります。マルメロは他の果樹にくらべれば、あまり着果数は多くなりませんが、過着果の場合は摘果を行い、隔年結果を防ぎます。摘果は5月中に2~3回に分けておこない、大果系では葉数70~80枚に1果、在来種のような小果系では50~60枚に1果を目安に残します。

温度条件が原因!

 栽培適地は広いのですが、涼しい気候を好みますので、東北から中部にかけての地域が栽培の適地です。そのため暖地で栽培すると樹の生長が旺盛となり枝葉がよく伸びます。その結果、枝葉の伸長と果実の発育との間で養分の取り合いがおこり、生理落果も多くなります。

マルメロの実がならない原因について解説します。
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