リンゴ

リンゴの実つきが悪い・実が小さい・発育中に落してしまう原因としてどのようなことが考えられるか記載しています。併せて、その対策方法もご紹介しています。

花は咲くが実つきが悪い

自家不結実性が原因!

 リンゴは自家不結実性を持つ品種がほとんどで、1本だけもしくは同じ品種だけで何本植えても、実がなりにくい性質があります。開花期の同じ2品種を植えるか、人工授粉をする必要があります。組み合わせとしては、「ふじ」に「ゴールデンデリシャス」か「紅玉」などが良いでしょう。ただし、例外的にヒメリンゴの系統、「アルプス乙女」などは多少自家結実性があるので、1本でもある程度実をつけます。

訪花昆虫が少ないことが原因!

 市街地などで昆虫の飛来が少ない場所では、2品種以上を混植した場合でも、人工授粉をして確実に実をつけたほうが良いでしょう。

実が小さい、発育中に落果してしまう

摘果を行わないことが原因!

 実のつけすぎは翌年の実つきに影響するので摘果を行う必要があります。ナシの花とは逆に花房の中の中心花から咲いていきます。そして、この中心花が大きくて充実していますので、これを残してあとは間引きます。庭植えでは矮性台木に接いだもので3メートルぐらいなら30果ほど、鉢植えの7,8号鉢では2,3果(ヒメリンゴでは7~10果)を残します。

土壌水分の不足が原因!

 乾燥を嫌うので、鉢植えでは、鉢土の表面が乾き始めたら、水やりをします。特に開花から幼果の発育が始まるまでの約1ヵ月間は、土が乾き過ぎないようにしないと小さいままで落果することがあります。また真夏の直射日光や西日に当てると日焼けを起こしたり落果の原因になります。鉢植えでは置き場に注意して、庭植えでは植える場所を選び、場合によっては遮光ネットなどで日よけをしてやります。

成熟直前もしくは直後に落果してしまう

栄養不良が原因!

 成熟直前に落果する場合は、樹の栄養不足によることが多く、施肥、水やりに気をつけることが大切です。

気温の高いことが原因!

 成熟後の落果は、暖地で見られることが多く、これは気温の高いことで成熟が促進され、着色が不十分のままで果実内の成熟が先行するためで、果皮が緑の状態でも落果しやすくなります。この場合は晩生種で日持ちの良い「ふじ」や「国光」などの品種を選べばよいでしょう。

リンゴの実がならない原因について解説します。
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